ドジワーデス物語


その日は新人客室乗務員の教官として乗務し、新人の動きを機内の最後方からじっと見つめていました。するとA子さんの後ろにあるトイレのドアが音をたてていました。

「少し揺れているから、ドアが音をたてているのね…」 と思ったA子さん。音が静まるように、とドアを力強く押さえました。しかし、それでもドアはカタカタと音をたてています。ならば、と今度はドアをしばらくの間押さえつけていると、トイレの中から声が聞こえてきました。

なんと、トイレの中にはお客様がいらしたのです! すぐさまお詫びをしたA子さん。お客様は笑って許してくださいましたが、フライトの間、恥ずかしくてそのお客様の顔を見ることのできないA子さんなのでした。


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