| 沖縄を愛してやまないヤマトンチュと、沖縄で生きるウチナーンチュの、総勢102名の執筆者が、ひとつずつのキーワードに対するエッセイを寄せている、とっても贅沢な1冊。とっても贅沢と書いても、ちっとも大げさではない、と思える1冊なのです。 たとえば、「ヌチドゥタカラ」という言葉の意味を知りたいな〜、と思ったとしましょう。で、調べる。ふむふむ。ちょっと難しいな〜とか思いながら、しがみつくようにそのエッセイを読むわけです。知りたいことを、知るために。そうしたら文末に、大城立裕、と署名が。
大城立裕さんと言えば、「ノロエステ鉄道」という本の著者。沖縄生まれ。『カクテル・パーティー』で芥川賞を受賞した作家。ここで、大城立裕(おおしろたつひろ)さんっていったいどんな人なのかしら? 、と思うのが自然の流れ。
それでまた、調べてみるのです。すると107ページに、大城立裕、という見出しを発見。で、また、読む。そうして読み進むうちに、この文章を書いた人はきっと、沖縄を敬愛しているんだろうな〜と感じ、文末に目をやると、池澤夏樹、と。
で、執筆者群を見ると、「日本海のイカ」という本を書いた足立倫行(あだちのりゆき)さん、元沖縄県知事大田昌秀さん、JTAの機内誌「コーラルウエー」にも愛情たっぷりの原稿を寄せている大竹昭子さん、「琉球布紀行」という美しい文庫本をだされている澤地久枝さん、筑紫哲也さん、鶴見良行さん、名嘉睦稔さん、藤木勇人さん、水木しげるさん(!)、・・・あ〜、キリがない、とにかく魅力的な大人たちの名前がズラリズラリ。
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