とにもかくにも、カナはこんな具合に辛く苦しい《神ダーリ(巫女病)》を味わったのち、《神の道開け》をすることに。
神ダーリから抜け出すには自分の霊的な先祖神であるツヅ神を発見し、その指導を受けねばならない。ツヅは頭のてっぺんを意味する。神ダーリの女があちこちのウタキを拝んであるき、あるウタキにきたとき、頭のてっぺんにひびく神を感応する。それが自分の守護神となるのである。ツヅは沖縄本島ではチヂという。将来ユタになろうとするもので、チヂを発見できずに死んでしまった者のことを、「チヂンブリした」すなわち、チヂによって溺死させられた、というとW・P・リーブラは述べている。これは神の道を開けようとしているとき、チヂ(ツヅ)の発見がいかに重要かを物語る例である。その発見の道を迷わせるのがマジムンと呼ばれる悪霊、または邪神である。マジムンは妖怪とか化物のたぐいであるが、若死にしたり、不慮の死をとげたりして、死後カミとなり得ず、一族の墓にも入れてもらえずさまよえる霊がマジムンになることが多い。神ダーリの状態はツヅの神と悪霊(マジムン)のすさまじい戦場である。 (P19より抜粋)
本書は、楽しく、スラスラと読める本、ではありません。
でも、もしも南の島を旅したときに、なにかの存在を感じたのなら、この本を手にとってみてはいかがでしょうか?
そうそう、それから、人間世界のこと。ときにはマガイモノのユタも混じっているらしく、高額なお金を騙し取られたと裁判になったりもしている模様。ちなみに先日、沖縄本島で乗ったタクシーの運転手さんは、奥さんのユタ通いが原因で離婚した、と語っていました。で、いまは3匹のかわいい猫と暮らしている、とも。
反面、奄美大島で、私は、それは優しい雰囲気のそうゆう人に出会ったことも。
人智のおよばぬ世界があることも、地球の魅力のひとつ、かも・・・。
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