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沖縄がギュウっと詰まったホテル・ハイビスカスにようこそ!

第2弾 オキナワンコミックで島を知る〜沖縄本島編〜

 
「新装版 ホテル・ハイビスカス」仲宗根みいこ著

沖縄本島で泊まってみたいホテルNO.1

新装版 ホテル・ハイビスカス

 

著者:仲宗根みいこ/発行:新潮社
価格:1300円+税

ホテル・ハイビスカスは
働き者の母ちゃんと黒人とのハーフの長男ケンジ、
白人とのハーフの長女サチコ、 そして三味線と
酒好きな父ちゃんとの間に生まれた末っ子のみえこに
沖縄の裏番長おばあが暮らす
ちょっとボロちぃけどアットホームなホテルです。 

(表紙カバー折り返しより)

                     


  上記抜粋文の意味、分かりましたか? 


  ようするに、みえこの父ちゃんは、母ちゃんの《三番目のハズバンド》なのです。ちなみに、チビで、ずんぐりむっくり体型で、ハゲで、眉毛がつながっている父ちゃんには、戦争のごたごたで、国籍がありません。一家が営む「ホテル・ハイビスカス」の前にはビリヤード場があって、ペイデー(*米軍基地の給料日)には基地のお客さんで賑わいます。でも、普段はガラガラ。父ちゃんは、ここで働いています。昔は、本気でハスラーになろうとしたこともあるとか。
             

  働き者の肝っ玉母ちゃんは、夜になると、町でバーをやっているので、バッチリお化粧をして、そちらで頑張って稼いできます。


  黒人とのハーフの寡黙な長男ケンジは、ボクサーの道を歩んでいます。
 高校生の、白人とのハーフの長女サチコは、金髪のべっぴんさん。
 おかっぱ頭のみえこは、小学生。《一家のタイフー娘》です。


  そしてとにかく、心優しい家族です。              



中表紙



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 ちなみに、「ホテル・ハイビスカス」の宿泊料金は、1泊2食付き3500円。外観も内観も、はっきりいってレトロと言うか、ボロイです。建物は鉄筋コンクリート製。客室は2階にあります。A、B、C、Dと4室あるけど、B、C、Dは家族が使用中。よってお客さんはA号室に泊まります。食事は一階のテーブルで、ホテルの家族と一緒に食べましょう。

 ホテル向かいのビリヤード場は、1時間350円で遊べます。宿泊客は、150円でOK。

 部屋のシャワーは故障中。なので、裏庭に置いてあるビニールプールで、青空のもと行水を。夜になると廊下の窓には、ヤモリがいっぱい。そうそう、庭にハブがでたこともあります。みえこが言うには、きじむなあ、も出るそうです。

 次に、ホテルの周辺環境をば。隣は、赤瓦屋根のおうち。ちょっと離れたところには、広大なサトウキビ畑あり。でもこの頃は、畑を売りに出す人も増えているようです。それから、サトウキビ畑上空を、しばしば米軍の戦闘機が轟音を立てて飛んでいきます。フェンスで囲われた米軍基地に、隣接しているからです。

 なんだか、しっちゃかめっちゃかな「ホテル・ハイビスカス」。でも、太陽のような母ちゃんはじめ、パワフルな家族が暮らすこのホテルに飛び込めば、いっぱい笑って、そうしてときには人生いろいろと、じわーっと涙がこぼれること、しばしば。

 「ホテル・ハイビスカス」には、沖縄本島がぎゅっと濃縮されているのです。

 最初は少々圧倒されるかもしれませんが、ぜひ、今度の休暇には、「ホテル・ハイビスカス」に泊まってみてくださいね!!

※注意:「ホテル・ハイビスカス」は架空のホテルです。実在しませんので、あしからず。

(文・はるか)

◆沖縄本島の出版社「ボーダーインク」のHPはこちら  http://www.borderink.com/

◆「ホテル・ハイビスカス」は映画になっています。映画「ホテル・ハイビスカス」公式HPはこちら
    http://www.shirous.com/hibiscus/

◆ 《オキナワンコミックで島を知る》のバックナンバーはこちら
  *「宮古島人頭税物語 島燃ゆ」→http://www.churashima.net/books/200510/01.html
  *「光の島」@〜G→http://www.churashima.net/books/200510/02.html

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