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そして、今回ご紹介する「山原バンバン」には、それこそ「だー」が
あちらこちらに登場。
「だー 消せ 消せ こんなテレビ」(P45)
「だー あんた達も キャンプでも 何でも あるねー
今で 聞いとこーはい」(P47)
ここで私は考えたのです。もしかして、「だー」って、方言?
というわけで、友人に口頭確認を。
そうしたら、「だー」は、沖縄本島の方言なのだ、との返事。
知らなかった・・・。八重山の人は、「だー」とは言わないからなぁ。
ところで、この「山原バンバン」は、なかなかのクセモノ。
というのも、読み手の心がリラックスしていないと、物語と読み手のテンポがずれて、ちっとも頭に入ってこず、おもしろさが伝わってこないのです。
でも、特に用事のない、ひま〜な午後。窓を開け放して、畳みに根っこ転がって読むと、妙におもしろいのです。
で、読み返しても、やっぱりおもしろいのです。
大笑いというよりは、時折、ぷっと吹き出す感じ。
物語の舞台は、山原。山原とは、あの国指定天然記念物の
ヤンバルクイナの生息することでも知られる、沖縄本島北部のこと。
舞台は、ここ山原なのです。主人公は、女子高生の夏美。
日焼けを拒む夏美の、ある夏の、ゆる〜くて、どこか、切ない物語。
おもしろいな〜と思うのは、このマンガは、出版されて以来、
早10年経っているのですが、コツコツと売れ続けているということ。
巻末の、「十年目のあとがき」を読むと、現在著者は、結婚して、
子供を3人産み、マンガを描くことではない仕事をしているのだそう。
そして見開き2ページの、今回の増刷にあたっての書き下ろしマンガ
「おばーの仕入れ」は、絵を仕上げるのに、なんと、一ヶ月かかったそう。
「山原バンバン」は、沖縄本島にある出版社がほれ込んだ、
沖縄本島は山原っ子の大城ゆかさんが、た〜〜っぷりと時間をかけて
熟成させ丁寧に完成させたマンガ。そしてこの沖縄生まれのマンガが、
10年にもわたり、沖縄人に愛され続けているのです。
これって、なんて素敵なことなのでしょう!
「山原バンバン」は、ぜひ、手にとって欲しい、1冊です!!
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