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竹富島の子供達の声が聞こえてきそうなあったかい本見つけた!
  沖縄を旅して気になる、“アレ”に注目
 
「わっ、ゴキブリだ!」盛口満著
(きっと、たぶん)知れば愛せる!

「わっ、ゴキブリだ!」

 

著者:盛口満/発行:どうぶつ社
価格:1200円+税
   
屋内性のゴキブリを「家ゴキ」、野外性のゴキブリを「野ゴキ」と呼び分けてみることにしよう。
人類が進化するまで、当然、すべてゴキブリは野ゴキだった。
では、いつどうして家ゴキが生まれたのか。 
(P51より抜粋)



  幼いときに、ブーンと飛んできて顔面にはりついて以来、ゴギブリが嫌い、という友人がいる。どうやら本当に嫌いらしく、その人は、ゴキブリがでるからと言ってはゴミを捨て、ゴキブリがくるからと言いつつ台所を片付けている。


沖縄でも、一般的にゴキブリは好かれてはいない。 そして私もあまり好きではない。



 沖縄のゴキブリはなかなか大きい(体長4cm)のだが、軽やかに空を飛ぶ。そして、この空飛ぶゴキブリの頭の辺り(正しくは、前胸)には、クリーム色の模様が入っている。体はクロというより、こげ茶色。幸い 私の部屋に、彼らは出没しない。でも、アパートの階段とか駐車場とかに普通にいるし、夜にはときに、ブーンと飛んでピタリと網戸にはりついたりもする。


 ちなみにこのゴキブリ(和名*ワモンゴキブリ)のことを、沖縄ではトービーラーと言う。で、私はなんの疑いも持たず、たとえばアムラー(芸能人の安室奈美恵さんのファッションを真似する人々)やパネラー(講演会で舞台に上がり議論を交わす人々)などと同じく、飛ぶゴギブリだからトービーラーと呼ぶのだろう、と思っていた。


 ところが本書の著者は、こんな風に思考をめぐらす。





 おもしろい。(・・・同時に、自分の思考が少々恥ずかしい。)


 こんなくだりもある。







 
なお、我が家に棲んでいるのは、たぶん、オキナワチャバネゴキブリ(体長14mm)。たぶん、と書いたのは、ゴキブリと遭遇したときにじっと観察はしないから、よくわからないのだ。でも、サイズといい、色具合といい、たぶんコレだと思う。コレには、1年に1度のペースで遭遇する。この本を手に、アイツの名前はオキナワチャバネゴキブリだったのね、と思ってみたり。


 ちなみに、この部屋に暮らして一番ショッキングだったのは、純白のゴキブリと遭遇したこと。本書によれば(P42に白いゴキブリの記述あり)・・・脱皮直後、だったようだ。あれは、衝撃的だった。


 そうそう。先に登場いただいた私のゴキブリ嫌いの友人は、ヤール(=ヤモリ)を深く愛している。ヤールを見つけるとうっとりと見つめているから、間違いない。そしてその人になぜヤールを愛しているのかと問うたら、「ヤールはゴキブリを食べてくれるから」との返事が返ってきた。 でも、体長が4cmもあるトービーラーを、小さなヤールが食べられるわけがない。そう思っていたら、体の小さなチャバネならヤモリが食べてくれているのかもしれないと本書にあった(P97)。・・・ヤールさん、ありがとう。


 話は変わるが、沖縄の森にはゴキブリがいっぱい。山に分け入ったとき、倒木からわらわらでてきたり、樹皮の下にいるのを見たことがある。その容姿は様々なのだけど、とにかく山にもゴキブリがいることに、当初、すっごく驚いた。彼らは、朽ち木を食べているのだ。



 さて、冒頭の抜粋文にある謎を、皆さんはどう推理するだろうか? このミステリーに対する、著者の答えが以下。




 




  そうか。人間の家はワモンゴキブリから見れば、洞窟なんだ・・・。なるほど!


 私は、・・・虫ではないが、クモが大っ嫌い。とくに、大型で筋肉質な感じで、体に毛が生えているのが、ことのほか嫌い。だから、「わっ、クモだ!」という本があっても手にとりすらしないはず。というわけで本書を、心からゴキブリが嫌いな人におススメするつもりはない。(なんせ、ゴキブリの絵がいっぱいだし・・・)それに、この本は、全編沖縄のゴキブリ話し、というわけでもない。(屋久島のゴキブリ話も、ずいぶんとでてくる。)


 でも、もしもこの本を読んだら、あなたのなかの、ゴキブリ=害虫という図式が書きかえられるかも、とも思うのだ。


 どうだろう?今度の沖縄旅行の前に本書を読んで、これを機に、ゴキブリに少し歩み寄ってみては。宿泊先の民宿で遭遇するトービーラーが、少し、かわいく思えるかも、しれない。
(文・はるか)

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ゴキブリの種類











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