この坂を下りはじめると途中で現れる、天然色とは違ったような海の色を見たような気がして、少し戸惑う。 でも、下りつづけるうちに、風景の中にその色の面積が増えていく。 カーブの手前で、海はその姿をすべて現す。 戸惑いが現実になった瞬間、人は叫ぶのです。 歓声を通り越した、声にならない声で。