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最近沖縄のサンシンが全国で人気です。
確かNHKの調べでは全国にすでに1500以上の沖縄サンシン教室が存在するそうです。
このサンシン、時には三線、三味線、三弦、などと表現したりもするので、その表記の数からしてすでに沖縄のおおらかさが伺えているわけ。
じつはこの名前で遊ぶと、もう一つ『蛇三線(じゃみせん)』というのがありますけど、個人的にはこの名前には少し抵抗があるわけです。
なぜなら蛇の皮を張って『じゃみせん』なら猫の皮を張るとそれは『猫三線(にゃみせん)』ではないかと思うからです。
若干歴史的な話になりますけど、意外と本土の方からどうして『沖縄のサンシンは蛇の皮を張るの?』という質問があります。しかし、私の調べた限りでは、琉球にサンシンが入ってきたのは14世紀から15世紀でそれ以降サンシンは琉球を経由して本土に渡っていきました。そしてそのサンシンを待ち受けていたのが鎖国という運命のいたずらだったわけ。外国から材料が入ってこなくなったサンシンは、その材料を国内で調達しないといけなくなって、それで蛇の皮が猫の皮になり犬の皮になっていったわけさぁ。
ですから沖縄のサンシンによくハブの皮を張っているという話がありますけど、あれは実はハブの皮ではなくニシキヘビの皮で、むろん沖縄にはニシキヘビはいませんから、琉球の時代から今もずっとアジアから輸入し続けているわけですよ。
サンシンというすばらしい楽器が本土のほうで生き残るために時代とともにいろんな変化を遂げてきたのと同じように、沖縄では戦後焼け野原の中でしばらくニシキヘビの皮が手に入らなくなった時代には、魚の皮や米軍のパラシュートまで張って楽器として生き残った時期があったわけですから、それも今ではサンシンという楽器のすばらしさを証明する歴史の1ページとなっているわけです。
沖縄の原風景にサンシンの音色は見事なまでにオキナワンチルダイ(沖縄のけだるさ)を演出します。沖縄のよさを問われて、通いなれた来訪者は『沖縄のテーゲーがいい』といいます。それと同じようにサンシンの良さは『チルダィする音色がいい』のかもしれませんねぇ。
次回はサンシンの出す音に迫ってみるさぁ。
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