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第18回遠くへ行きたい
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 永六輔さんが出演者でスタートした日テレ系のたび番組『遠くへ行きたい』は日本旅番組の中では最長寿。年に一・二回旅人として参加させてもらうんだけど、「本当にいい番組だな〜」といつも出演しつつ納得させられるわけ。
 テレビの力を借りてではあるんだけど、その土地の個性やその土地の人たちと触れ合う時間がたまらんわけさぁ。


 こんな話おせっかいかも知れないけど、外国旅行もいいけど日本人にとって国内旅行はひじょうに大事なような気がするんだよねぇ。縦に長い気候的にもとても変化にとんだ日本の何でもありの個性に触れるだけで、この島国の素晴らしさ、ようするに押し付けじゃない愛国心、もしくは愛島心でもいいけれど、生まれてくるんだよねぇ。


 前回の旅は久々に本当の『遠くに行きたい』だったさぁ。沖縄から東京に飛行機で約二時間半だけど、この前お邪魔した岩手県の宮古市はまずは東京から盛岡まで新幹線で2時間、そして車で約2時間の道のり、陸続きながらにして到着までにそれだけの時間がかかるわけだから、それだけ交通の便も悪いということ。

断崖から見る海
  だから当たり前に手付かずの自然が多く残っているということさぁねぇ。そら残っているよ、聞けば岩手県の面積は県では日本一。沖縄県の広さの約七倍、でも人口は沖縄とほぼ同じ百三十万人というんだから。 しかし、三陸海岸以外はよくぞそこまで山かと思うほどに海に山が迫っていて、百メートル以上という切り立った断崖から見る太平洋の海と岩並み、そしてそこに生える松を見ていると、まさに山水画そのもので、流石に沖縄ではこんな景色はないよな〜と思ったねぇ。そうしながら少し山に近づくと人里でも熊注意の看板がそこいらじゅうにあるんだから・・・いやビックリよ。

 沖縄の宮古島の市町村合併で宮古市にしようとしたら、岩手に宮古市があるということで、それが阻まれ宮古島市にしたという話があって、そんなところで妙な縁がある町ではあるんたけど、実は自然という面では沖縄は完敗だと思ったねぇ。

竹富島
 

そこで、今の沖縄の魅力はもちろん自然も大事だけど、手ごろな島人との触れあいなのかもしれないなーと再認識したわけさぁ。今月末には竹富島で種子取祭があるということで、今年こそは行くぞ〜と思っていたのに・・・結局行けずじまい。これからも国内の旅は続くけど、島の旅もまだまだ絶対続けるからよ〜!!

                                    うちなー噺家 藤木勇人

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美ら島物語藤木勇人の『うちなー島旅見聞録』
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