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「はい、いらっしゃーい」と気さくで妖しいおかあちゃんが迎えてくれ、老若男女、だれでも気軽に入れるお店。
那覇市久茂地の通称「病院通り」にあるこの店は、まさに地元てぃの語らいの場だ。
カウンターのお隣さんと目と目が合えばいちゃりばちょーでー、そんなワームな雰囲気です。
この店との出会いは20年前。
当時私は二十歳。同年代の若者同士で飲むとオール乾杯(今時で言うイッキですね)で盛り上がり、酒の味など楽しむ余裕もない泡盛にとても失礼な飲み方をしていた。
そんなころ、職場のおっちゃんたちに連れられて足を運ぶようになったお店のひとつがここだった。
そしておっちゃんたちから、まったりゆったり飲んで食べて語らう楽しさを学んだ場所でもある。
その後、私の職場が遠くなり8年ほど足も遠のいた。
仕事で本土からの客人が毎月1回来るようになり、沖縄の一般的な料理が食べたいとリクエストが出たときに、ふと思い出して電話したのがこの店だった。
それ以来、復活、今でもちょくちょく通っている。
昔から付近で働く人々のぬちぐすいの場だったが今もそれは変っていない。
開店時間の17時を過ぎると、どこからともなく人がやってきて気がつくと19時にはいっぱいになっている。
客層は付近で働くサラリーマンのおじさまおばさまおねえさま(にいちゃんたちは少ない)と幅広い。
観光客もちらほら訪れるが、地元てぃ比率が圧倒的に高い。
板さんは中井貴一似(だと私は思う)
新鮮な海の幸を毎日市場で仕入れてくるから、超フレッシュな今魚やシャコ貝の刺身をたっぷりと味わえる。
沖縄の芸能人や著名人の姿もたまにみかける。美ら島物語でコラム『沖縄島旅見聞録』を執筆している藤木勇人さんが那覇でやった一人芝居の打ち上げもこの店だった。
他の客も『あい、藤木勇人やしぇ』 くらいで、ちょっかいなんか出さずにおかまいなし。そうやって、みんな思い思いに自分の時を過ごせるお店だから、いつも賑やか、笑い声が外まで聞こえてくるんでしょうね、きっと。
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