答えは、「生ビールサーバー」なのである。 景品についてくるようなパッチモンではなくて、本式のヤツである。 冷えたビールすらあまり期待してなかったところに、いきなり「生ビールありますよ」と言われたときの驚きと言ったら!!
ボクは、文化の尺度を測る大切なもののひとつに「生ビールサーバーが普及しているか」があると思っている。文化の尺度というか、人生を楽しんでいる尺度、みたいな感じかな。 たとえば過疎の村にはないでしょ。都会でも活気がない街には意外と生ビールはない。文化的ではないところ、人生を楽しんでいる人が少ないところには生ビールサーバーは普及しないのだ。つうか、ビール会社の生ビールサーバー営業マンがサーバーを置こうと思わない場所は、人が生ビールを(つまり、人生を)楽しんでいない場所なのだ。そういう意味では、生ビールサーバー営業マンは文化的尺度必殺判断人なわけである。うはは。 ま、それはどうでもいいが、とにかく、存在自体が奇跡と呼べる「ニシ浜」で人生最高の海水浴を楽しんだあと、星空荘に帰り生ビールをグビッと飲んだ時の喜びは、とても筆で表せるものではない。つうか、表したくない。 それはもう、発狂的な味であった。うますぎるのだ。南の果てのオリオン生。いまオレは生ビールを飲んでいる日本で最南端の男なのだ!という誇らしさ。んぐんぐんぐ、プハーーー! 喉から泡が離れない感じ。ずっと喉もとでシュワシュワしている感じ。あー、うめー。 海。風。星。 それらがすべて奇跡的な有人最南端の島。 そこに、生ビールまでが揃っているのである。人生、他に何が必要であろうか。 星空荘のおねぇさんに聞いたら、港の待合所にある食堂「海畑(イーノー)」と島唯一のスナック「パナヌファ」と星空荘に生ビールサーバーが置いてあると言う。この小さな島に3つもある(!)。豊かだ。実に豊かである。人生の楽しみを知っている島だ。うーむ…。 よし明日の昼はイーノーで、海を見ながら生ビールだな! 南十字星を目を細くして探しながら、心は明日のビールに飛んでいたボクなのであった。