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何度も沖縄を旅し、沖縄の食に関して本も出し、それなりに沖縄にくわしいつもりであったボクであるが、『美ら島物語』の連載担当の方からこう言われた時はびっくりした。
「沖縄のウニってうまいんですよー。 北海道のウニに勝てるのではないかと思うくらい。次回はぜひ沖縄のウニを食べてみてください!」
ウニ !?
ウニってあのウニ !?
寒〜い海でトゲトゲに守られながら殻に閉じこもっているあのウニ !?
北海道がウニの本場である、と誰もが潜在的に認識している、あのウニ !?
しかもその北海道産よりうまいって !? この暑い沖縄のウニが !?
というより、この暑い海にウニなんているのか?と、根本的な疑問を思いつつ、
「へー、そうなんですかー、是非是非お願いします! 楽しみっす!」
と、口は反射神経で社交辞令を言い、顔の筋肉は瞬間的に笑顔を作りだす。だてに17年サラリーマンをやっていないのである。
が、心では「んなわけない」と全否定している。「沖縄のウニ」なんて存在すら聞いたことない。ウニは寒い地域がうまいはず。北海道ものが最高のはず。暖かい珊瑚礁の海にいるウニがうまいなんてあり得ない。それはシベリア産のパッションフルーツがうまいくらいあり得ない。
「はは。暖かい海のウニなんて、って顔してますねー。でもね、ホント、うまいんですよ」
……見破られてるじゃん! ←17年にわたるサラリーマン技術。
しかし、そーいえばみんな「ウニ=北海道がうまい」って思いこんでいるけど、なんでだろうね。理由なく決めつけるのはよくない。よし、まずはウニについてもうちょっと知ろうではないか!
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