今回の旅の一番の楽しみは、沖縄の普通のご家庭にお邪魔して料理を教えてもらうこと。大宜味村は長寿の島と呼ばれる沖縄の中でも、特に長寿の方が多いので有名な村。お家の側に畑を持って、毎日の食事のための野菜を育てている家庭が多いそうだ。自給自足に近いかたちでの生活と、野菜中心の昔ながらの食生活。大宜味村の普段の食事を知りたくて、お料理上手な平良美江子さん(なんと、あの岸朝子さんに絶賛された程のお料理上手!)に、平良家で普段食べているごはんを教えていただけないかとお願いをしたのだ。
お昼過ぎ、大宜味村・謝名城(じゃなぐすく)にある平良さんのお家に到着。ご主人の薫さんは謝名城集落の区長を勤めた方で、野村流音楽協会コザ支部長。三線の名手で、お弟子さんも沢山いらっしゃる。お家の壁には三線や賞状がたくさん飾られていた。
薫さん、美江子さんご夫妻にご挨拶して、早速おやつづくり、夕食づくりのお手伝いをする。まずは、お家の隣の畑に行って、料理に使う野菜を採る。敷地の中に生い茂る、一見したら野原のような場所に、平良家の食卓を支えるたくさんの野草が育っている。まるで小さな宇宙のような庭と、キッチンがつながっているのだ。これには本当に感動した。
「このバナナの木は台風で倒れてしまったの」、「このドラゴンフルーツは、一つだけまだ実がついているので、明日食べましょうね」。
愛情をもってケアしている植物を、美江子さんが丁寧に説明してくださる。
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