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イタビカズラは、夏になると濃い紫色のきれいな実を枝の節に付けます。コロッとした愛らしい実をひとつ摘み、手のひらにのせてみました。イチジク状果するイタビカズラや同じ仲間であるガジュマルやイヌビワなどは、花を身内に隠して咲かす珍しい植物です。
花といっても細かいめしべとおしべがまとまったもので、若い実を割って見ますと、その花たちが無数にひしめき合ってひとつの部屋に仲良く暮らしています。つまり丸っこい外見は、一本づつの花床部分が肥大して一つになったものです。おへそのように内側にへっこんだ多肉質の袋状態になったものは、イチジクの実にそっくりなのです。小さなガジュマルの実などは、「ゴマ入りお餅?」のよう。小さなガジュマルの実は、食べてみると種だらけであまりおいしくありません。しかしイタビカズラやイヌビワなどは果肉が大きい分、種を取りのぞくとジャムなどに利用することができます。
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*イタビカズラ
(学名)
Ficus sarmentosa Roxb.var.nipponica(Franch.et Savat.)Comer
(科名)クワ科
(薬効)血圧降下、糖尿病、
腰痛など
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