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美ら競馬

那覇

沖縄ではンマスーブ(馬勝負)、ンマハラセー、ンマハラシー(馬走り)と呼ばれる競馬が、はるか古琉球の時代から沖縄戦直前まで連綿と続いていた。それも、首里、中頭、島尻にとどまらず、やんばる(本島北部)、宮古、八重山に至るまで。

競馬といっても、体高1メートル60超の大型のサラブレッドが十数頭一団となって1000〜3600メートルの距離で極限の速さ≠競うJRAのレースとは競走スタイルがまるで違う。

宮古馬(ナークー)や糸満・摩文仁などの本島産馬(琉球王朝時代は北谷・野国、読谷・牧原の生産馬)、伊平屋島産馬(イヒャー)など1メートル20にも満たない小柄な沖縄在来馬が200メートル前後の短い直線走路で2頭ずつ足並みの美しさ≠競った。

「イシバイ」(並足)、「ジーバイ」(地走り)、「トントンバイ」(跳び足)と呼ばれるゆったりした走り方で、四肢のうち一肢を地面につけて進むのが作法。全力疾走(むるかきばい)すると反則負け。
「大和走り」といって笑いものにされた。そのため、騎手は「イシレー」、「イシーティドー」(落ち着けよ)と馬を諭しながら手綱を抑えた。

馬の後肢や肩先を赤や黄色の生地、花で飾り付け、朱塗りの唐鞍に紅白の手綱。
騎手は花織柄の羽織袴などに身を包み、紅白のたすき鉢巻き。

騎手が着用した羽織袴 騎手が着用した羽織袴
19世紀中頃、知花弁当馬場(現沖縄市)で行われていた競馬で騎手が着用した。沖縄市指定文化財【沖縄市立郷土博物館所蔵】

紅型に身を包んだ琉舞の踊り手のように馬も人もあでやかな衣装で馬場に登場すると、決勝点(ゴール)に陣取る数人のンマビットゥー(審判)に向かって、2頭で併走しながらブレることなく前後肢を伸ばす。

JRAの競馬を時計勝負のスピードスケートに例えるなら、沖縄競馬は美技を競うフィギュアスケート。

「鞍の上に水を入れた茶碗をおいても、一滴もこぼさないような走り方は芸術的と言うよりほかに言いようがない」(新屋敷幸繁「琉球歴史物語」)
と賞賛された、世界に類を見ない競走スタイルだった。

琉舞 琉舞 琉舞
【千葉沖縄県人会提供】

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(2011.01.31掲載)

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