中村美絵の
住めばうちなー
ワタシ的発見


『沖縄ならではの音』


 先日、内地に行った時に、ステージでの催し物を見ました。
 終わった後に、観客の人から拍手と歓声が一斉に起こりました。
 私も一緒に拍手をしていたのですが、ふと、「何かが足りない」と思ってしまいました。
 そして、それが指笛だということに気づきました。

 沖縄では、あらゆる場面で拍手と一緒に指笛が聞こえます。
 例えば、舞台が終わった後に拍手と共に、応援の歓声と共に、他にも、イベントでの市長の挨拶の後なんかでも指笛がどこからか響いてきます。
 県外から来た私にとっては、初めて指笛が拍手や歓声と一緒に聞こえた時には、聞き慣れない強い音にとてもびっくりしました。

 口笛を人に対して吹くのは冷やかしているようで何となくいい気持ちがしません。それに対して、拍手や歓声と共に聞こえてくる指笛は、とても強い音ですが、なぜかその場をより一層温かくしているように思います。

 そして、指笛が聞こえるとどこにいても一気に沖縄の空気に変わります。甲子園の応援を見ているとそれを強く感じます。

 こうして、今では指笛の音に慣れてしまい、拍手や歓声とともに指笛がないと、「あれ?」と思ってしまいます。

 こんな風に沖縄では当たり前の音の1つになっている指笛、おじさんたちはいとも簡単に吹いているので、沖縄の人は誰でも吹けるのかと思っていましたが、今ではそうでもないようです。

 でも、この音はいつまでも沖縄の音として残っていって欲しいなあと思います。

 それともう1つ、指笛の強い音は、遠くまで響きます。人が自分の危険を知らせたりするのにも、道具を使わず指笛は吹けるので、役に立つんじゃないかなと、そんなことも思ったりしています。
 


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