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ぬちぐすい
楓さんからのお便り
 
ぬちぐすい
ぬちぐすい
ある日突然、やってきた沖縄先島への転勤。
主人に伴われて、訪れた島の海の青さ空の青さ。
スーパーで、見たことの無い食材に囲まれてホームシック
になった私を助けたのが沖縄の「ぬちぐすい」。


ふとした事で、知り合いになったオバァ。
「我が家を実家だと思うといいさぁー」と、
知り合ってすぐに段ボールいっぱいのにんじんをくださった。
その後も、家に呼んで頂いてオバァのゆんたくに参加。
一緒に踊って笑って、でも内地と違う雰囲気と難解な言葉に涙。
そんな私に「なんくるないさー」と
何度も言って背中をさすってくれました。

それからも、オバァ手作りの味噌。絶品のさたてんぷら(注1)
オバァの手料理、まで教わり。
バナナが成ったと呼ばれては、畑に連れて行ってもらい
目の前で枝ごと切って貰ったり。
パパイヤ、レンブ、バンシロウ(注2)…。
どんどん、沖縄食とオバァの優しさに引き込まれていきました。


十六日(注3)には重箱料理まで。
本当に私の島の実家、そしてオバァでした。
突然の出会いには、突然の別れがやってきます。
内地に戻る日まで後数日…。
いつまでも、オバァの優しさは私の心の支えになってくれるでしょう。
元気で長生きしてね。オバァ。
ぬちぐすい
ぬちぐすい

(注1)砂糖てんぷら。サーターアンダギーのこと。
(注2)レンブ…マレー半島原産の赤い木の実。バンシロウ…グァバ。
(注3)旧暦1月16日(いちがつじゅうろくにち)に行われる祖先供養のまつり。


あなたのぬちぐすい体験お待ちしています。
  




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