美ら島物語
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ぬちぐすい
Hitomiさんからのお便り
 


夫と何度かお世話になった宮古島のダイビングショップ。
毎回、ダイビング目的のはずが気が付くとオトーリ三昧の日々になっていたりして…ある年の夏、私は一人で空港に降り立った。


迎えに来てくれたショップのオーナーは、以前より痩せてしまった私と、いつもは二人連れなのにおかしいと、ちょっと不思議そうな顔をしながらも何も聞かず、車に案内してくれた。


その夜、いつものようにオトーリが始まる少し前に、私は彼に打ち明けた。


その年の春、夫はガンで他界したこと。
この旅は私にとって初めての一人旅で、初めて違う人とバディを組むダイビングだという事を 。


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「そうか…」と一言つぶやき、彼は普段の顔に戻った。

それから六日間、ぬちぐすいにどっぷり浸るかのように過ごした。


宮古島はまるで私を再生してくれるゆりかごのようで、海の水ときらめく空気は身体を芯から甦らせ、人々の温かな眼差しと心遣いは、しぼんでしまった心に新たな息吹を吹き込んでくれたのでした。


あれから5年、そのぬちぐすいはまだ効いてるようです。

   
あなたのぬちぐすい体験お待ちしています。 
  




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