夫と何度かお世話になった宮古島のダイビングショップ。
毎回、ダイビング目的のはずが気が付くとオトーリ三昧の日々になっていたりして…ある年の夏、私は一人で空港に降り立った。
迎えに来てくれたショップのオーナーは、以前より痩せてしまった私と、いつもは二人連れなのにおかしいと、ちょっと不思議そうな顔をしながらも何も聞かず、車に案内してくれた。
その夜、いつものようにオトーリが始まる少し前に、私は彼に打ち明けた。
その年の春、夫はガンで他界したこと。
この旅は私にとって初めての一人旅で、初めて違う人とバディを組むダイビングだという事を 。
|