美ら島物語
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ぬちぐすい
みゆさんからのお便り
 


 昨年、過剰のストレスから病に倒れ診断は適応障害。人間不信に陥り一時は社会とも断絶生きる気力もなくベッドの上でただただ涙を流す日々を送っていました。たまたまTVで見かけた沖縄の海、一度も訪れた事が無いのになぜかとても心惹かれました。「沖縄に行ったら元気になれる気がする。」夫に頼み今年4月念願の沖縄旅行が実現しました。


 那覇空港に降り立つと爽やかな風と燦燦と降注ぐ眩しい太陽が優しく出迎えてくれました。
 現地の人は皆とても親切でこちらから尋ねる前に優しい笑顔で声を掛けて下さって始めての場所でも迷う事無くゆったりと自分のペースで観光する事が出来ました。

 
 楽しい観光の前にまずは戦没者の方々の慰霊をとひめゆりの塔へ。様々な体験談を聴き資料を見学、胸が締付けられました。理不尽な時代に不満を訴える事も許されず悲惨な人生を送り犠牲になられた方々。


 自分の悩みがとてもちっぽけな事に思えました。慰霊碑に献花をし手を合わせ、一路読谷村のホテルへ向かいました。戦跡とは一変、異国情緒溢れるリゾ−トで一瞬沖縄に来た事を忘れてしまう程の絶景が広がっていました。白い砂浜と透き通った美しい海。時が経つのも忘れ何も考えずただボ−っと眺めているうちに凝固まった心が溶けていきました。


 夕日が傾くにつれ風が強くなり悪い物を吹き飛ばしてくれるかのように北風が私の身体をザ−っと通り抜けていきました。


 翌日、少し足を伸ばし水族館へ巨大な水槽の中優雅に気持ち良さそうに泳ぐ沢山の魚達、童心に返り無邪気に楽しむ事が出来ました。午後からはあいにくの雨、でもせっかくだからと一番行きたかった瀬底島へ。


 晴れていたらどれ程美しいんだろう?と残念に思いながら橋を渡りビ−チへ。車を降りた瞬間、それまで降っていた雨が突然上がり雲の隙間から青空が・・・奇跡としか思えない美しい海を見せてくれました。
誰も居ない貸し切りの静かなプライベ−トビ−チ。感動の一言でした。


 どこまでもどこまでも続く広大な海。


 「今まで良く頑張ったね!もう大丈夫これから先もなんくるなさぁ〜」と優しく励ましてくれている気がして大粒の涙が溢れてきました。


 ゆったり、のんびり、優しい時間の流れる不思議な空間の
沖縄。
 初めて訪れたのに何処か懐かしく素の自分に戻れる場所。
 きっと大丈夫、もしまた何かに躓く事が有ってもあの優しく
美しい海がぬちぐすいとなって私を救ってくれるから。


 沖縄から戻って以来、適応障害も治り社会復帰できるようになりました。また近いうちに今度は元気な姿で沖縄の海に会いに行こうと思っています。



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あなたのぬちぐすい体験お待ちしています。 
  




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