〜ニライカナイからの贈り物〜
神童か!魔物か!
ニライカナイからやって来た鉄の子が繰り広げる冒険ファンタジー
沖縄を代表する版画家・儀間比呂志原作による鉄伝来物語。制作年数9年を費やし遂に完成した沖縄県産人形アニメーション映画を世田谷の短編映画館トリウッドで6月5日まで上映しています!!
【ストーリー】
ある朝、島の娘が海の彼方ニライカナイより鉄の赤子カナヒルを授かるが、島の人々は”鉄の子”に困惑する。時が経ち、カナヒルはやっぱり鉄の子のまま。村人もなかなか自分とは違うものに対して受け入れることができない。
13年後のある日、島にやって来た凶暴な鬼達によってカナヒルは恐ろしい魔物の棲む島にさらわれて行ってしまった!
鉄の子は魔物の島で食べられてしまいそうになるが・・・。
カナヒルが繰り広げる冒険ファンタジーのはじまり、はじまり〜。
ひろい海の真ん中にある島国、沖縄。
昔からギラギラ照りつける太陽と頻繁に訪れる台風、やせ土によりぽちっととれる農作物・・・。
昔の沖縄の人々は海の向こうにニライカナイの存在を信じて、願い事やお祈りをしながら一生懸命生きてきた。そして、自分たちからも荒波をのりこえて、遠くの国々から富と、文化をはこび、島の暮らしを豊かにしていったんだろう。
でも、それだけではない。
遠くの海からは不幸も運んでくる。日照りや台風も、戦さまでも。
沖縄の歴史には、他の国からの戦略、戦争、そして同じ日本人からの虐待が存在する。
現在の日本−本州−では考えられない体験をした沖縄の人々。
本作の主人公、カナヒルは"鉄の子"という設定。
“鉄”という文化が無い時代設定の中、カナヒルはなかなか村人に受け入れて貰えない。
物語の中でも、”鉄”は不幸と思われていたけど、それは海の向こうからやってきた。
それを受け入れ、自分たちの糧として生きていくたくましさが、カナヒルと村人の姿に映し出されている。
観れば観るほど、人間の愚かさと、弱さを受け入れて生きていくことの強さが、より一層心に響いてくる。
だから人々は笑うんだ。悲しさを受け止めて歌うんだ。波の音とともに心をひとつにして。
短編映画館トリウッド
住所:世田谷区代沢5-32-5シェルボ下北沢2F
電話:03-3414-0433
地図はコチラ