美ら島物語
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 新良幸人のミュージシャンとしてのスタイルは、八重山民謡の若手旗手という姿をクローズアップするのではなく、民謡だけに囚われていないところである。彼曰く、「民謡だけだったら俺が音楽やる必要はない」

僕が今ミュージシャンをやめても、白保という帰る場所がある。ミュージシャンとしてではなく、民謡を唄う島の唄い手(唄者、うたさー)としての新良幸人として生きることが出来る。
今でも島から何らかのエネルギーをいつでももらってはいるんだよ。例えば豊年祭には毎年帰らないと大変だよ。那覇にだけいると力が続かなくなるんだよ。島に行って元気になって、また那覇の町に戻る。白保では自分の居場所を確かめるために帰る。その居場所というのは常に生まれた場所でないだろうし、自分で見つけるものじゃないのかな」


太陽の下で



旅の途中という今の那覇の生活をする中でも、常に島に心を配り、島にいる仲間たちを「うらやましくもある」と言う。島での高校時代の仲間や後輩と結成した「ゆらてぃく組」については「解散したわけではないから、それぞれがいい年齢になったらまた集まってみたいな」。


「あまり昼には出かけないけど…、桜を見たければ八重岳(本島北部にある桜の名所)まで行かないで那覇の与儀公園に行くよ(笑)。でも他の島だと与那国と波照間には行ったことがないので、機会があれば行ってみたいね。
新良幸人ファンを集めて与那国ライブツアー? ははは…(笑)」


好きな那覇の町でミュージシャンとして生きる新良幸人。しばらくはその姿を見つづけることができそうだ。唄者としての彼はまだ先? 
でも彼の言うようにその日が突然来るのかもしれない。旅の終りを決めるのは彼自身であるのだから。 

 
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