|
島への想いを・・ 島からの願いを・・
僕は島が大好きなんです。だからほぼ毎月島へ帰っているんですよ。僕の曲は、島を離れた人にメッセージを送りたくて作ったもの。
『島を思い出してくださいね』って唄いながら、自分が帰っていなければ全然伝わらないですよね。
島へ行く、島の風に吹かれる、島を体全体で確かめる。そして島から力をもらって過ごす時間は僕にとって、大切で必要な時間。
だから帰るんです。
八重山の人として
シンガーとして八重山に生まれてよかったなと思うことがあります。それは八重山の音楽の世界には、垣根がないということなんです。「八重山の人」というだけで、仲良くしてくれるし、音楽のことや他の島のこともいろいろと教えてくれるんです。
八重山出身の『大島保克』先輩も、僕を弟のようにかわいがってくれるんです。ある日民謡を歌っていると、保克先輩がじーっと聞いていて、「卓、この言葉はこういう意味だからこんな風に理解して唄ったらいいよー」ってアドバイスをしてくれたり。
保克先輩は、今では人がすんでいない村の民謡を唄うために、村の跡まで足を運ぶんです。船浮よりも奥にある陸の孤島に船で渡って土地を歩き、風景を見つめながら詞と曲の意味を理解しようとするんです。そうやって自分のものにしたことでも、惜しげもなく伝えてくれるんですよ。八重山からみんなで一緒に進んでいこうって。
だから、僕ももっと頑張ろうって素直に思えるんです。
僕より若い人たちが出てきてたときに、僕が持っているものを伝えて引っ張っていけるようになりたいし、そうしなくてはいけないと思っています。
|