| 新しい作品が生まれれば、また愛すべきキャラクターが生まれてきますよね。そういえば、今までの作品の中で一番好きなキャラクターは誰ですか? |
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『バガージマヌパナス』の綾乃。実際に彼女みたいな人が現れたら絶対結婚します(笑)。 |
| 怠け者の綾乃は理想の女性ですか? |
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キャラクターを見るのは、孫の面倒をみるおじいちゃんの気持ちに近くて、ただ可愛がればいいんですけど、綾乃はやっぱり…結婚したいですね。 |
| 「ユタになれ!」とお告げを受けてもなかなか従おうとしない綾乃の態度はすごかったです。 |
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そうです。反抗的だし、プー太郎だし、男に媚びないし…。でも、可愛いですね。 |
| 池上さん以外にもし結婚相手が現れるとしたら? |
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………デタラメな男。人生やる気なしみたいな変な男に引っ掛かる。 |
| 複雑な心境ですね。ところで、私は綾乃の大親友、オージャーガンマーが死んでしまった時は涙が止まりませんでした。 |
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僕も六時間くらい号泣。嘔吐するほど泣いたよ。「死なないでくれ〜!!」って。『バガージマヌパナス』が出版されてすぐに、実の祖母が亡くなったんだけど、正直、あそこまで泣くことはしなかった。 |
| 登場人物というより、もっとリアリティーのある存在になっているのですね。ご自分の世界の中に入り込んでいらっしゃる。 |
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そう。僕は現実の世界に興味が薄いから、仮に周りが戦争をやっていても、僕は小説を書いている。幸せな小説。シベリアに行っても南国の暑い話を書いているだろうし。周りは勝手に変わってくださいって感じかな。最低限、座敷牢みたいな場所があれば書けるから、全然問題ないよ。プラグインしちゃえば、空想の世界が開けてくるんだから。 |
| そのプラグインする回路は自由自在ですか? |
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う〜ん、あれはとっても難しい。「カモン、カモン」って呼び寄せても来ない時は全く来ないしね。それでも、締め切りまでには何が何でも間に合わせる! ワープロの前に座って怒っているもん。「どうしてくれるんだ? このまま来なかったら俺は何もしないよ、それでもいいのか」って。 |
| 口に出してですか? |
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頭の中でだね。「信用失ったら誰が責任とるの?」って。 |
| 原稿を書いている時は、張り詰めた状態になっていらっしゃるのですね。石垣島に帰ってくると気分は変わりますか? |
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アホな気分になりますね。(笑) 綺麗な景色を見ても「綺麗」という言葉の後が続かない。貧相な表現しか浮かんでこないんです。僕にとって小説を書くのには向いていない場所だと思いますよ。 |
| 仕事から抜け出して、リラックスされているのですね。それでは編集部から最後の質問です。次回作はいつ頃出版される予定でしょうか? |
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今、文藝春秋のサイトで連載している『夏化粧』が十月に出ます。ぜひ買ってください。来年からは複数の連載を抱えるので、本をどんどん出せるようになると思います。沖縄の物語もたくさん書くので楽しみにしてくださいね。 |
| 楽しみにしています。今日は、お忙しい中、石垣島まで来ていただき本当にありがとうございました。これからも沖縄を舞台にした作品、期待しています。 |
| 『美ら島物語』読者の方からのQ&Aコーナー |
| Q 世界で一番好きな場所はどこですか?(千葉県在 makipyonさんより) |
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A 頭の中にある島。総てがディズニーランドくらいの所に密集している。大きさは竹富島くらいなんだけど、端っこがない。もうテーマパーク化しています。そこで僕のキャラクターはみんな生き続けていますよ。 |
Q 池上さんの作品には強烈なキャラクターがたくさん登場しますが、モデルがいるのでしょうか?(多数の方より) |
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A
いません。イメージを固めるために友達の名前を借りることはあっても、あくまでも僕のテーマパークの中からみんなやってきました。 |
Q『風車祭』の続編は書かれないのでしょうか?(多数の方より) |
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A 個人的には書いているけど、それを出版する予定はないです。もし、どうしても読みたいのなら、出版社に千通くらい「続編を読みたい」という手紙を書いてください(笑)。 |
Q ユタに関する作品を多々書かれていますが、小さな頃から関心があったのですか?(静岡在 あゆもさんより) |
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A 僕は那覇で生まれて、石垣島で育っているから、興味というより生活の中にありましたね。もともと民俗学が好きだから趣味の一つかな。 |
| 他にも作品の感想などを送ってくださった読者の方、池上さんにはもちろん総て読んでいただきましたよ。 |