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【野底マーペー】
ニライ神・マユンガナシィはピシャーマに、島の破壊が起きるので、生き残る者を選びだすようにと命じます。ピシャーマはその為の使者として石にされていたのです。
この時、もう一人使者に任命されていたのがマーぺーです。 「野底マーペー」という山にはある伝説が残っています。
昔、黒島からこの地区に強制移住をさせられた娘マーぺーは、離れ離れになった恋人の住む故郷を一目見ようと野底岳に登りました。ようやく頂上に辿り着いたものの、目の前には沖縄一の高さを誇る於茂登(おもと)岳がたちはだかって島影さえ見ることはできません。悲しさのあまり、その場に座りこんだままマーぺーは石になってしまったそうです。それ以来、この山は「野底マーぺー」と呼ばれるようになりました。今でこそ高速船に乗れば三十分も掛からずに着く黒島ですが、当時は村から出ることさえなかなか許されなかったのです。
場所:石垣市字野底
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