|
初めて彼女の唄声を聞いたのは、彼女の母が経営するハナブサという店。
そのとき彼女はお客様からのリクエストに答えて島の唄を唄っていた。
ひょんなことから話が弾み、CDデビューを控えていることを知る。
そして、デモ版を聞かせてもらうことに。
目を閉じてヘッドホーンを両手で押さえている姿を見て、知人が言った。
「お前寝てるのか?って」いや、寝ているんじゃない、こうやって聞きたいんだ。
耳の奥、いや、心の奥に響く彼女の声に、戸惑いながら心が震えていたのであった。
しばらく聞いていたら、さすがにまわりの視線が気になってきたのでそばにいた島人の知人にヘッドホーンを渡してみた。
でも、彼も同じ姿で動かない。
しばらくすると彼が口を開いた。
「島の風景だ、砂浜や夕日、緑の山、風、空、島のすべてが浮かんでくるんだ。
ゾクゾクしてくる。」彼が静かに、ゆっくりと語った。
心解放す南風(ぱいかじ)
やわらかな朝日 和みの夕日 艶やかな砂浜 波の音 癒しの風 はるか彼方に忘れてきたもの…
彼女の声を聞いているといろいろな言葉が浮かんでくる。
目を閉じて聞いてください。
美しい八重山の風景が瞼と心の中のスクリーンに広がります。
ウチナーンソウルシンガー
仲田かおり
彼女の魅力をお伝えいたします。
|