大学では、野外教育を専攻していました。子供達を連れて、キャンプやレクリエーションを行う、というものです。
実践主義、現場主義のゼミだったので、年間100日以上は外で過ごしていましたね。教育学部だったので、先生になろうと思っていました。
子供が好きかどうかは、あんまり意識した事ないんですけど、原点は大学時代ですね。今、僕が勝連でやっている『阿麻和利』にしても、リーダー育成にしても、子供との関わり方やグループの作り方は大学時代に学びました。
旅は、学生時代から好きでしたね。暇を見つけては、自転車を担いでどこかへ行っていました。海外にも行きましたけれど、歩いて、とか、自転車を持って、というのはもっぱら日本国内。どこへでも行きましたよ。山や海、自然のある所なら。沖縄にも年2回は来ていました。
沖縄に住もう、と思った瞬間の事は、すごくよく憶えています。22か23の頃かな。あのね、渡嘉敷島を旅している時に、朝起きて、誰もいない海でボーッとしていたら、
「あ、この土地に住んでみたら、自分はどういう自分になるんだろう?」
そんな予感があったんですね。それが思った瞬間。直感ですね。
大学院修了後は、研究職に就く仲間が多かったんですが、それをするには、論文を書いて、席が空くのを待って、という事をしなければならないんです。でも、僕は、そういうのが苦手なんですね。待てないんですよ。もう、何か次の事をしたいんです。それで当てもないのに、担当の先生に「僕は沖縄に行きます!」って言いました。
「沖縄で何するんだ?」「何とかします!」って。それで来たんですね。
沖縄出身の先輩がいたので、その先輩を訪ねました。当時、先輩達が作っていた、子供達のための自然体験と音楽のサークルを手伝っていました。ちょうどその頃、ディアマンテスが「あしびなーキッズ」という、子供達のための音楽と演劇のワークショップを主宰していて、ボランティアスタッフを募集していたんです。それに僕は参加して、そこで平田さんに出会いました。沖縄に来て半年くらい経った頃です。