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豊里実令(とよざとみれい) −沖縄そばバカ一代−
豊里実令さん
1958年7月6日生まれ。多良間島出身。沖縄本島に7店舗を構える生花店「(有)花の藤商」社長。3つの時からそばを好み、38歳から沖縄中のそば屋を片っ端から食べ歩く。本業の傍ら、「筋金入りのそばじょーぐー」として県内のテレビ、ラジオ、雑誌で活躍、人気を博す。
実令館長の沖縄そば博物館はこちら→
オキナワンソウルフード&豊里実令さん
おそらく、沖縄で知らない人はいないのでは?というくらい有名な「そばじょーぐー(そば好き)」の実令さん。
その実令さんが、編集部の熱いラブコールに応えて、今春から「美ら島物語」でスタートする連載、「沖縄そば博物館」の館長を努めて下さる事になりました。
そこで、連載より一足先に、美ら島読者の皆様に実令さんをご紹介。去年の10月15日に配信した「ちゅらしまニュース60号」、そこに掲載したインタビューを改めて掲載します。
ウチナーンチュのソウルフード、「沖縄そば」への熱い想いをとくと噛みしめて下さいませ!
文・高橋百合香(美ら島編集部)
もう、ずーっとずーっと、お会いしたいと思っていたのです。だから、メルマガで「そばの日」特集をやる! と決めた時、真っ先にインタビューをお願いしました。


私が、ずーっとずーっと会いたかった人。その人の名は、豊里実令さん。子供の頃からそばが好きで、大人になった今も、北は辺戸岬から南は与那国島まで、沖縄中のそば屋に足を運び、年間300食そばを食べるという筋金入りの「そばじょーぐー(そば好き)」。
そばじょーぐーの実令さん
「龍の髭」でもお馴染み!

本職は沖縄本島に7つの店舗を構える生花店「花の藤商」の社長さんですが、テレビやラジオのレギュラー番組も持つ多才な人。日曜午後の人気情報番組「龍の髭」(RBC)では、そばの食べ歩きコーナーを担当されています。


実令さんが担当するこのコーナー、「沖縄そばガイド」として秀逸なのはもちろんなのですが、それ以上に、私の目とココロを釘付けにするのが、そばを食べる実令さんの姿。湯気の立つ麺をズルズルッと勢いよくすすり、三枚肉を頬張っては、ニンマリ。スープを味わう時は、丼を両手で大事そうに持ち、ゴクゴクゴク…。汗をかきかき、一滴たりとも残さず飲み干し、そして、食べ終わった後には両手の親指を立てて「ズミ!(宮古の言葉で“最高!”のこと)」の決めポーズ。
実令さんを見ていると、沖縄そばが何やらとても有難く、崇高な食べ物に見えてくるから不思議。これほどまでに沖縄そばを愛する実令さんとは、いったいどんな方なのでしょう? そして実令さんを虜にする、そばの魅力とは? 多忙なスケジュールの合間を縫って、インタビューに答えていただきました。
実令さんにとってのそばとは?
そばを語る実令さん
そばを語る実令さん
そば屋の店長も、「ズミ!」
当時の「高級」を思い出しながら食べる、そば。
ヤシガニそばの味は?
夢は、「そばアイランド」を作ること。
10月17日、沖縄そばが最も愛される日。
「そばはね、3歳の頃から好き。その頃、多良間(実令さんは多良間島出身)では、宮古の古謝食堂(平良市にある老舗の食堂)から麺を取り寄せていたんだよ。といっても、もう40年も前のことだから、正確な事は確認しないとわからんけどね」


その麺で、お母さんが作ったのが初めて食べたそばの味。具は、豚肉も、かまぼこもなく、サリイ゛(宮古方言で魚の事をイ゛といいます。発音はズが一番近い。このサリイ゛とはキビナゴの事)だけというシンプルなもの。物があまりない時代だったけれど、四方を海に囲まれた多良間だから魚は豊富。サリイ゛は万能の調味料だった。


「もーう、朝から晩まであれ(サリイ゛)の出汁。飽きちゃってね。だけど、そばだけは、印象に残るぐらい美味しかった。親父とお袋が「実令、今日はそばだよ!」って言ったら、聞き分けのないのが「…うん、じゃあ、一生懸命働く」って言うぐらい。高校時代はクラブの連中集めて、「おい、金出せや、いくら持ってる?」「千円」「よし、行け! そば食いに」って名護まで。あの頃から、学校休んでそば食いに行っとったよ。今は乗用車があるけど、ちょっと前までは、仕事用のトラックで辺戸岬までそば食いに行ってたね」


筋金入りのそばじょーぐー。しかし、一体、なぜ、そんなにそばが好きなのですか?


「そばだけが無かったから。僕は魚に関しては、舌が非常に敏感。というのも、子供時代は、毎日というくらいトロやウニが食えていたから。ウニは海に下りれば一発。ウニも贅沢。魚も贅沢。山羊も贅沢。豚も贅沢。何故、そんな贅沢ができるか? それは、自分でつくっていたから。豚は自分で飼うでしょ? 山羊もそう。魚は海に行けば釣れる。ウニなんて旬の時は、袋一杯取れる。非常に贅沢な生き方をしてきた。でも、そばだけが無い。だから、あの時の「高級」は、そば。一ヶ月に一回しか食べられないそばが最高級品。そばを食べさせてくれたら、何でも言う事を聞くっていった子供の頃の思い出が、今でも頭に入っている、としか考えられない」


今まで一番、美味しいと思ったのは、子供の時に食べたそばですか?


「多分、美味しくなかったはずだけど。でも、あの記憶が一番美味しい。水にサリイ゛をぽんっとお袋が手で入れて、お袋のてぃーあんだ(手の油)、あの感覚が抜けない」


その味を、今も求めているのでしょうか?


「そうね。それを求めて、出会ったのが伊豆味にある「やんばる食堂」でしょうね。最高に美味しいな、とかそういうのじゃないんですよね。僕から言わせると。でも、1回スープを飲むと、「これ何なんだろう?」って。お袋を思い出すな。お袋の声を思い出すな。スープを飲んでいるうちに、多良間島を思い出すな。飲んで食べているうちに、俺のそば好きだった5歳、10歳の頃を思い出すなっていう、これぞまさしく僕が求めていたお袋の味、昔の素朴な味、っていうのを感じたのが「やんばる食堂」のそばでしたね」


もちろん、「やんばる食堂」の他にも、沖縄本島、宮古、八重山、至る所に美味しい店、お袋の味を出す店がある。味というのは、その人の好み、体調、経験、すべてを総動員して感じるものだから。そう、実令さんはおっしゃいます。これまでに出会った「美味しい!」店を一同に集めて、「そばアイランド」を作る事が実令さんの夢。本当に美味しい沖縄そばを、観光客の皆さんにも味わってほしいのだそうです。


ウチナーンチュのソウルフードとも言うべき、沖縄そば。三枚肉とかまぼこ、麺とスープが絶妙のコンビネーションを醸し出しているその丼の中には、ウチナーンチュの夢と希望がたっぷり詰まっています。丼を大事そうに抱えて、スープを飲み干す実令さんは、きっと、それらも丸ごと味わっているのでしょう。


10月17日は「沖縄そば」の日。
この日は、私も五感を総動員して、丼の中に込められた思いをじっくり味わってみようと思います。
(2003年10月1日取材/「ちゅらしまニュース60号」掲載)
必見! 「実令の沖縄そばBEST10!!」 必見! 「実令の沖縄そばBEST10!!」
「BEST10といっても、日によって食べたい味が変わるからあえて、順位はつけてないのよ。そして、これはあくまでも実令のBEST10だから、その辺はご了承お願いしますね〜」(実令さんより)
山原(やんばる)そば(名護)
島そば(具志川)
だるまそば(那覇)
大泊(別名:若狭)パーラー(那覇)
ゆーじ小(浦添)
てぃーあんだ(首里)
てんtoてん(繁田川)
てんぷす(浦添)
なかむらそば(恩納村)
玉屋(大里村)
ズミ!
※BEST10ランキング間近なのは、「ジュネそば」(那覇)、「新山食堂」(名護)、大東そばの「花笠」(那覇)だね〜。

(2004.03.02掲載)




美ら島物語島人豊里実令

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