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初めて、中江裕司監督の映画を観たのは、『パイナップル・ツアーズ(1992年)』
(注1)という、オムニバス形式の作品だった。
その中の第2話、「春子とヒデヨシ」。沖縄戦時、爆撃機から落とされた不発弾が眠ると伝えられる、架空の島・具良間島。そこを舞台に、ヤマト(日本)からやってきた青年・ヒデヨシと、島の娘・春子を中心に巻き起こるエピソードを綴った作品だった。
この作品を観た時に、私はウチナーンチュなのに、沖縄のことを何もわかっていないんだな、と思った。
その後、『パイパティローマ(1994年)』(注2)、『ナビィの恋(1999年)』(注3)など、一貫して沖縄という場所と人を撮り続ける、中江監督の作品を観る度に、その思いが強くなっていった。
沖縄の強い光と、濃い闇。
あの世とこの世。
大人になって、いつのまにか忘れてしまっていること。
映画の中の、いつも笑顔の登場人物たちを観るにつけ思う。
こういう素晴らしい作品を作る人って、どんな人なんだろう?
『ホテル・ハイビスカス』、『白百合クラブ 東京へ行く』と、
話題の新作映画が立て続けに公開される、中江監督に、沖縄と映画について、
語っていただきました。→
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