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帰りは、自分の機材・荷物は母船に残し、サバニに乗せてもらった。サバニは飛ぶように速く走り、30分以上も早く港へ到着するからだ。「なんで海なの?」と海人に質問すると、笑いながら「海はやった分だけ(お金が)入るからね。」仕事はきついが、気持ちが楽だという。時間で拘束されるのは、嫌だと。これは私も一緒で、よーーーく理解できる。やってナンボ。いつも崖っぷち。(笑)
でも。集団漁労であるアギャーは、後継者がいなくなれば続けられない。アギャーシンカの平均年齢を計算してみると、62歳。40代若手が、平均年齢をぐっと下げているが、60代、70代のオジィ(海に出ると、とてもそうは呼べない)がするには過酷に思える労働だ。
スキューバボンベを使用した、近代的な漁法と思っていた私の偏見は、まるで違っていた。漁探を使用しても、自身が潜り、確認する。潜り長の漁場選定、統率力、そして各自の潜水能力、すべて人力による結晶なのだ。
彼らの力は、どこから沸いてくるのか? 海人達と接するたびにいつも気になっている。
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