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翌朝から、ウタキを巡り、神役によって数十分のニガイが成されると、大勢のナナスンマ達が合流しクイチャーを踊る。「ユーンテル、ユーンテル」と神歌を歌い続け、豊作、豊漁、無益息災を祈願する。
神歌は30分以上も続き、ひたすら円陣を回り続けるのだ。
手のひらを天に向け、光を受け取るかのように、空をつかむようなしぐさ。
結った髪と着物姿。女の私が見て、美しいと感じるのだから、男の目にはどう映るのだろう。
「顔も洗えない、お風呂も入ってないよ!」(笑)瞬間ふざけた言葉を交わしてくれる。
一緒に行動させてもらい、合間ではお話をし、なんだか、女学生と話しているようだった。
箸が転がっても笑うように、たわいもない会話で笑いあったり。
懐かしいような、あったかい気持ちになる。厳粛な神行事の合間の出来事。
こうして8カ所のウタキを回り終える頃には、もうすっかり日が暮れていた。
神様の失礼に当たらないように、「神の座」に入るときは、皆、裸足。終わる頃には足の皮はむけてしまう。
土地のものを食べ、空気を吸い、肌からネルギーを吸収し、島の人になっていくのだろうか。
島のため捧げるユークイの時間、人生の一端を垣間見て、そんなことを感じた。
2005年2月に「海人紀行 伊良部島 Vol.3」を掲載予定です。
お楽しみに!
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