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第3回 伊良部島 vol.2 「ウミンチュの島・宇宙」

−女たちの祈り− ユークイ

宮古島(本島)からフェリーで10分ちょっと。佐良浜港が近づくと飛び込んでくる、崖のような急斜面に並ぶ、コンクリートブロックの多数の家。
「私は、もう何十年も昔から、この島を出入りしている」
2回目に訪れるときにはすでに、ずっと昔からここにいたような、そして長年の付き合いがあったかのように本気で錯覚してしまう。これは、私の長所か短所か?

(沖縄)本島に戻っても、島(伊良部島佐良浜)の事が気になって、たまらなかった。何故、女は待てるのか?

宮古には、無数のウタキ、祭祀がある。佐良浜にも、年間40余りの祭祀、ニガイ(願い)がある。
祭祀の準備等を含めると、年間百数十日、費やすことになる。
池間添(モトムラ)と前里添(ナカムラ)に分かれていて、それぞれに3名ずつ神役(ツカサ)がいる。

ほとんどの祭祀は両ムラのツカサ6名を中心に行われるという。
この役目は、厳正なくじびきにより、47〜57歳の女性で、夫婦が健康がそろっている人の中から、選出されるという話を聞いたときに、「島・宇宙」そんな単語が思い浮かんだ。

何故、女は待てるのか?
何故、女は待てるのか?宮古には、無数のウタキ、祭祀があり、佐良浜にも、年間40余りの祭祀、ニガイ(願い)がある


 

子供の頃「あの子が私で、私があの子でもおかしくない。私はどうして、私(の身体)に入ったのだろう」
なんて考えて、いつも不思議でたまらなかった。
地球は宇宙の細胞で、身体の細胞も、水も空気も、星も、みんな同じ?


祭祀の準備等を含めると、年間百数十日、費やすことになる  

うーん、一歩間違えると「おかしな人」だったかも知れないが、幸いにして「ふるやはロマンチスト」とか「芸術家」等と良い方に理解された。(というより、ちびっこ扱いされていた?)
この島に渡ると、そんな感覚がよみがえる。(沖縄にはそういう空間が多い)
最近ではオタクと呼ばれることもあり、自分でも認識するようになっては来たが。

アギャーの撮影を仕上げに再度島へ渡ろうと、スケジュール調整を試みたが、今年の台風は毎週といって良いほど訪れて、あっという間に2ヶ月以上過ぎてしまった。

そろそろ、と考えていると、旧暦の9月20日前後にユークイという女性だけで行われる祭事があることを知った。
過去に神役を司っていた、海人の奥さんを思い出した。
すぐに電話をすると、驚いたように、でも親切に教えて下さった。
「ユークイに行っても良いですか?」佐良浜行きの日程は、すぐに決まった。


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