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カラーガード
マーチングバンドの中で、フラッグやライフルなどを使い、色彩や華やかさを演出する役割をに担っていましたが、その豊かな表現力がひとつの競技として発展する可能性を見いだし、芸術性を高めるカラーガード単独の演舞競技として確立されていきました。

カラーガード単独のチームが、全国の一般企業や団体・サークル、学校などで結成され、現在では毎年、全国大会も行われています。

 

沖縄県にも、石垣島の八重山高校に結成8年を迎えたカラーガード部があります。

2010年11月に行われた県大会で、社会人チームを破りました。
その翌月に行われた全国大会への出場を果たしました。

はつらつと、堂々とした演技で金賞を受賞し、全国2位の実績に輝きました。

 

八重山高校カラーガード部は同好会として8年前にスタート。

二中出身でマーチングバンドのメンバーだったOGが、指導員となり、基礎から教え育て上げました。世界大会に出場したこともある西原高校のマーチングバンド部との交流も深めながら、少しずつ自分たちのスタイルを作り上げてきました。

2010年のテーマは「Listen〜仲間とのシンフォニー〜」。曲選びから始まり、ストーリーを理解し、みんなで話し合いながら演舞を作り上げていく。

知らなかったお互いが、カラーガードを通してひとつの目標に向かっていく。
お互いが「仲間」。
そのきずなを表現したくて、話し合いを繰り返しながら、練習に取り組みました。
みんな一人一人個性は違うけれど、お互いを信頼し合い、力をあわせて、ひとつのものを創り出していく姿を、表現しています。

 

支える人たちと、仲間とのきずな

カラーガードは、いろいろと出費がかかるんですよ。
顧問の先生はそう語ります。
それを支えているのがメンバーの家族や地域の人々、そして学校です。ユニホームはお母さんたちの手作り、実習室に集まって作りました。今回は、フラッグの布にもこだわりました。安くはないけど、いい布は遠い審査員席から見ても、なめらかで表現力が膨らむ、だから、いろいろ調べてチャイナシルクでフラッグをつくりました。

そして、ユニフォームは、この一着に仕掛けを造り、一瞬で衣装チェンジができるように知恵と工夫で造りました。

遠征や指導員を呼ぶための経費など、学校からの補助もありますが、それだけでは足りないので家族の理解と協力なしにはやっていけません。

でも、彼女たちの思いの強さが伝わってくるので、みんなの夢をかなえてあげたい。そんな思いにも支えられながら、ここまでやってこれているのです。

 

カラーガード部はきずなが強いんですよ。
OGの先輩方が時間を作って来てくれて、わたしたち後輩たちの指導やアドバイスをしてくださったり、大会には応援に駆けつけてくれたり、みんなの想いがひとつになって、大きな演技が完成されていくのです。
全国大会にはOGが20名駆けつけて、わたしたちを励ましてくれました。

華やかですが、とても体力を使う競技です。1年生の最初の頃は、からだ作り。
練習もきつく、家に帰ってからもストレッチをしたり体作りをしているんです。部活以外の時間でもみんな見えない努力をしているんです。おかげでたくましくなりました。

「はつらつ舞姫」。

南の島に降り注ぐ、眩い陽射しのような笑顔で、はつらつと舞う姿は、この島の美しい自然の中から生まれているのではないか。サンサンと降り注ぐ陽射しが、感受性を豊かにし、表現力を引き出しているのかもしれない。

堂々とした、息のぴったり合った動きを見ていると、人は集まって一生懸命努力すると、ひとつの大きなものを作り上げることができるんだと、あらためて感じたひとときでした。

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(2011.03.14掲載)

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