まずは島の東部・真謝にある事業共同組合の「ユイマール館」へ。
ユイマールとは、沖縄の方言で「協力しあう」。久米島紬に関わる人々が、ここを中心に相互協力しているという。周囲は静かな集落。どこからか子供の笑い声がきこえてきた。
中では、事業組合の方が案内してくれた。久米島紬柄のかりゆしウェアに身を包んでいた。名刺入れも紬の端切れでつくられた物だ。
展示室へ入ると、糸つむぎの道具に昔の意匠、モダンに着こなしたマネキンなどが並んでいた。黒や赤茶や柔らかい白など、落ち着いた地色に織り込まれた規則正しい絣柄。鳥のようだったり、波のようだったり。何をあらわしているのだろうか……。