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天の星空のような布。
デパートの売り場で初めて宮古上布を目にした時に、そんなことを感じた。
高原の大地に寝転がって見た冬の星座。学生時代に、那覇の砂浜で数えた流れ星。
日本からはるか離れた場所で眺めた、静かな星夜。
つややかな濃紺の生地を見ていると、記憶のどこかにしまわれていた夜空が次々思い出された。あの時、誰と一緒にいたんだっけ。どんな時を共有していたんだっけ。 |
強い雨の降る中、美ら島切符で久米島〜那覇〜宮古島へと移動。到着した宮古の空港は、想像していたよりも立派で驚いた。どこか外国のリゾート地についたような……そんな気分になる空港だった。
市内に向かうタクシーの運転手さんは陽気で、運転の最中にずっと鼻歌を唄っていた。到着した宿の前には30代くらいの男性が数人たまっていて、ニコッと笑顔を向けてくる。雨が降っていても、不思議と憂鬱な気分にならない。宮古島って、ラテンな場所なのかな。
気がつくと、雨があがっていた。まだ空には薄墨色の雲がかかっているが、かえって花の色が鮮やかに見える。こんな南国の風景も新鮮だ。 |
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のんびりと散歩しながら、作業現場を見学できる『宮古伝統工芸品研究センター』にたどりついた。入ろうとして、その先に神社を見つけた。フラリと立ち寄ると、そこには稲石刀自(いないしとじ)という宮古上布の開発者の記念碑が。宮古上布の歴史は約400年前にさかのぼるという。その長い年月、宮古上布はどんな歴史の中を歩んできたのだろうか。 |
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