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朝食後、スケッチブックを片手に散策。三毛猫を描き、そのまままっすぐ、ナンタ浜に出た。これが、クイナかな? 茶色の鳥が2羽、餌をついばんでいる。海が何層にも色分かれして美しく、冷たい風と波の音だけ。この世でたった一人になった気分。
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静かだ。貝殻を拾う。この夜、寝てるとがさがさ言うのでびっくりした。貝殻と思って拾ったあーまん(ヤドカリ)がスーツケースの中で、歩き回っていたのだ。
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ナンタ浜をあとに、国泉酒造へ向かう。日本最西端の泡盛度数60度の「どなん」を造っている酒造所だ。中を覗くとお兄さんが、黙々と米を蒸す作業中、地釜の中の米をこげないようにシャベルで切り混ぜている。汗だくで必死に作業をしているけど、その姿は何だか神聖な感じがして声をかけるのがためらわれ、会釈して外へ。
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開いた窓から暖かい湯気とかおりが流れ出て、うっとりする。
1時間くらいそこにいたかもしれない。絵に色を入れていたら米蒸しが終わった。
さっきのお兄さんが出てきて、「イラストですか〜」と、爽やかに声をかけてくれた。
労働っていいなあ〜。
どんな味かなあと、クバの葉で包まれたビンのを1本買ってみた。ご機嫌♪
すぐ近くにもう1軒酒造所があると聞いたので、てくてくと向かいながら街並みを見て回る。与那国の民家の屋根は、沖縄ならではでとてもカラフル。ブロック塀はフクギが生えてると、便利さを取らずに、その木を残して塀を作ったり、道を作ったりしてて、与那国のおおらかさも感じる。そんな事を考えているうちに「入波平酒造」についた。お話を聞きながら座ってお茶をいただいていたら、ここの白い猫が寄ってきて青い目で、じ〜っとみつめる。なでなでしつつ、スケッチ。首輪もオキナワしてるな。自転車やバイクで近所の人が泡盛を買いに来て、ひとしきりおしゃべりしてから、帰っていく。島時間は快適にゆっくりと流れている。
そうそう、泡盛も飲み比べると、楽しいよ。度数も色々あり選べる。教えてもらいつつ、みいも買ったよ。しばらくいるうちに出荷が始まったので、外へ出た。
泡盛工場見学の後は、与那国の海水から塩を作っている工場へ。
お二人の方が実際に薪をくべ、水位を計るのを見ながら、お話を伺うことが出来た。
長〜い棒のさきが鎌になってて、それで水槽釜の下奥まで薪を押しこんで火をくべ、水を蒸発させてながら濃縮していく。
朝から晩まで9時間×1週間、ふたつの釜に、海水を足しながら炊き切って、2トン作る。
湯気でよく見えないが、ゴミが入るといけないので、中に入るのは遠慮した。
ここで造られる塩は「アダンの夢」という商品名で本土にも出荷されている。
過去、塩が専売公社でしか作れないころに、いちはやく特別許可をもらい、日本で初めて個人で塩作りをはじめたところなのだ。黒潮の源流、与那国島のよさを活かしたお仕事をしている方々が、ここにもいる。
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