美ら島物語
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バスを降りた途端、「ぐぅおおおーっ!」ん?なんだ?地鳴りのような音がする。…と思いきや、発信元はあたしのお腹だった。えへへへ。そんなわけでカヌー下りに出かける前に、まずは腹ごしらえ。浦内川遊覧船乗場の手前に建つ「レストラン浦内」に入ってみる。入り口で、巨大なエイがお出迎えしてくれる。
 

「いらっしゃいませー。さあ、ゴーヤ茶をどうぞ」。えー、ゴーヤ?お茶にまでゴーヤ入れちゃうの?…と思って飲んでみると、ありゃ?予想していたほど、クセはない。どくだみ茶に近い感じで、少し青くさい苦味があるけれど。へー、身体に良さそうだ。大丈夫、飲める、飲める。

「えーと、お店のお薦めは何ですか?」
ガサミそばです。西表に来たら、天然エキスがいっぱいのガサミを1度は食べていってください」
ノコギリガサミとは、マングローブの林をすみかとする西表島名物の巨大ガニ。ハサミがノコギリの様にギザギザで大きく、挟まれると大怪我をするという。しかし、この手強いノコギリガサミを捕るのは、なんと昔から島の女の仕事だそう。男たちが遠くの海まで出て漁をするのに対し、女性はリーフや、大きな川の下流域に広がる“ミナトゥナー(ヒルギが群生する一帯のこと)”で、ガサミなどを採取するのに活躍してきたという。
このノコギリガサミ、煮たり焼いたり、スープにしたりしても美味しいという。
なにぃ!?そうと聞いたら食べずにはいられないでしょ。さっそく¥1,000のガサミそばを注文。ちょっと高い気もするけれど、古代米もセットで付いてくるというのでワクワクしながら、待つこと5分。

 
  「おまたせしましたー。クース(島唐辛子を泡盛に漬け込んだ、辛い調味料。内地でそばに七味唐辛子をかけるように、八重山ではクースかける)と、ピィヤーシ(シナモンに似た、こうばしい香りのするコショウ。内地での「しょうが」の役目がピィヤーシにあたるように思う。臭み消しにも使える)をかけて召し上がってくださいねー」

おぉっ!でかい!ガサミのはさみが「デーンッ」とのっていて、麺が見えないよー。スゴイゾー。



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