美ら島物語
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「では、いっただっきまーす!」
まずは、思い切ってガサミにかぶりついてみる。
おぉー、“カニ”、だぁ(あたりまえ、か)。きちんと“カニ”本来の味がする。スープのだしに使われているせいか身は少ないけれど、普通のカニよりさらに甘く、味が濃い。
とにかくデカイのが、イイ。ハサミだけでこの大きさなのだから、全長は20cmくらいになるんだろうか?

指をちょんぎってしまうほど強力なハサミにかぶりついているあたしは、ガサミよりさらにたくましくて、なんかイイ。
「ジャングルに来たぜー!」という感じがして、うれしくなってきた。あは、単純。自分で捕ったんじゃないのにね。

お次は、ズルズルっとスープをすする。カニのだしがきいているっ。コクがある。普通八重山そばのスープは、カツオだしのきいた薄いとんこつ味。

透き通ったあっさりスープなんだけれど、これは珍しく赤・白の合わせ味噌スープなのだ。へぇー、味噌もイケルな。カニの風味を殺さない程度に昆布とカツオだしもきいていて、スープに奥深さを加えている。
麺は沖縄本島と違って、細くて丸い。長崎ちゃんぽんの麺をもっと細くしたような感じだ。口の中でボソボソせず、「つるつるっ!」とどんどん胃の中に入ってゆく。噛むと、麺が「ぷりぷりっ!」として歯触りがよい。口の中が、喜んでいるーっ。沖縄本島の太いちぢれ麺も美味いけど、あたしはこれ、好きだなぁ。

うーん、こうなったらやっぱり、丸ごと1匹ゆでたガサミを食べたくなってきた。そばとの組み合わせもいいけど、やっぱり純粋にガサミだけを食してみたい。味を何もつけない、本来のガサミの味は、一体どんなもんだろうか?レストランの人に尋ねると、民宿などでも料理してくれるところがあるそうだ。早速、今晩の宿に電話。明日の夕食にガサミをお願いした。善は急げ、えっへっへ。

そしてもう1品。「古代米」は、うるち米3合に対して西表の特産品黒紫米を大さじ1入れて炊き上げたもの。きれいな紫色だ。
「プチンプチン。もっちり、むちむち。」
んー、お米の粒が立ってる。噛むと1粒1粒がプチプチという。はちきれんばかりの噛みごたえが口の中でここちよく、もち米特有のもっちり感が美味い。香りがもいい。お赤飯に似た感じだけど、べったりと重たい感じはない。
あんまり美味いので裏の料理場に忍び込み、炊き方を聞くと
「家庭の炊飯器で通常の水加減で炊けますよ。黒紫米は洗いすぎると紫色が抜けてしまうので、軽くとぐのがポイント」だそう。黒紫米は¥600くらいでお土産屋やさんや、街中の商店で売っているとのこと。身体にも良さそうだし、よーし、家で炊いてみるかぁ!あ、炊飯器、買わなくっちゃ…。
食べてばかりいる場合じゃないぞ、美香!
このつづきは… see you tomorrow!



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