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シュノーケリング、スタート

再び船に乗り、船浮を後にした私たちはシュノーケルのポイントへ到着した。自分のサイズに合うウェットスーツ、フィン、メガネなどを選び、海へ入る準備完了。

「いってらっしゃいー」
高木さんは、お休み。この点、しげた丸は船底がガラス張りになっているグラスボートなので、泳がない人でも海底散歩が楽しめる。小浜さんは、なんとマイ・ウェットスーツを持参していた。

私は、ウェットスーツが苦手だ。“「ウェッ」とスーツ”の間違いでしょお、こんな窮屈で吐きそうになるモン、誰が発明したんだ、もうちょっと何とかなんないもんかと、オヤジギャグの1つも飛ばしたくなる。背中のファスナーを上げると、吐き気倍増。すぐさま海に飛び込む。とたんに身体が軽くなる。ふぅ〜。水が冷たくて気持ちがイイ。

―――メガネをかけて覗くと、海の中は、別世界だった。

綺麗。きれい。キレイ〜。ものすごい、透明度。美しすぎて、怖い。ドボン、と飛び込んだところがかなり深かったこともあって、思わず鳥肌が立つ。深くて、海底が見えない。今、私が泳いでる所は海面近くなので、まだ光が射しているが、底の方は深すぎて光が届かず、何も見えない。海底遺跡でも眠っていそうな雰囲気。音が無い。生き物も見当たらない。海水はヒンヤリとして、骨の髄まで冷やされてしまいそうだ。あまりの神秘的な光景にフリーズしてしまっていた私は、ふと何かの気配を感じた。

 
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