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ヒカゲヘゴの天ぷらはジャングルの味?
西表アイランドホテルに戻ると、宿ではごちそうを用意して待っていてくれた。
「昨日のカマイ(リィウキュウイノシシ)も西表の名物だったんだけどさ、他にも地元でしか採れないもんがあるからぁ。島の料理は美味しいさぁ」と、おかみさん。「はい、まずは、昨日食べたいって頼まれてたノコギリガサミだよ」

おぉっ!ノコギリガサミとは、ノコギリの様にギザギザのハサミを持つ、西表島名物の巨大ガニ。マングローブの林に生息しているというから温厚なカニなのかと思いきや、そのでかいハサミを見ると震え上がってしまう。そうそう、昨日お昼にガサミそばを食べたらあんまりにも美味しくて、せっかくならおそばの上に載ったのでなくて、ガサミそのものが食べたーい!と言って、お願いしておいたのだ。
さっそく、ドーンっと丸ごと1匹、大皿に盛られて出てきた!うわー、デカイ。私の顔より大きいよー。迫力あるなぁ。

大きいハサミの殻をむくと、中には身がぎっしり。食べるとふんわり甘い。“カニの味”がしっかりしている!

「うちのは、とれたてを塩をせずに蒸すから、柔らかいでしょ?それから、カニみそも食べてみてねー」と、宿のご主人上亀さん。
トゲトゲの付いた甲羅をおそるおそる外してみると、おおっ!ビッシリとカニみそが。

味は、もう言うことありませーん。濃厚かつ上品。アーモンドのような香ばしさが鼻に抜け、口の中にまったりと広がってくる。味付けも何にもしていないのに、この味だもの。たまりませんっ。ガサミ、イズ、ナンバーワン!オー、イェ!西表に来たらぜひ食べたいカニの王様なのだ。

 
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