美ら島物語
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次は、モズクを食べてみる。
うわぁー、内地(本州)のものとは、全然食べごたえが違う。コリコリッ、とした歯ごたえがたまらない。太くてシッカリ、たくましいこと!太陽の光をタップリ浴びて、活き活きとしている。普通、モズクっていったら、もっとニュルニュル、ションボリ、ダラーッっとヤル気なさそ〜にしているモノじゃないの??南国では、そんなモズクさえも大きくたくましく育つのかしら?三杯酢の酸っぱさと甘さが爽やか。ん?ちょっとニンニクも入ってるのかな?


「これは、ラフティーといって、沖縄ではポピュラーなおかずさー。上にのってる緑は、なんだかわかる?」

「……なんだろ、ぜんまい状に丸まっているけど?」
「フチピって言ってね、別名オオタニワタリとも言うね」
オオタニワタリって、背が低くて、緑の葉っぱがボウボウしてて、人ん家の庭とかにワサワサ生えてる、あの木とゆーか、草とゆーか…あれ?
「新芽の部分を天ぷらにしたり、ゆでて煮物にしたり、サラダに入れたりするんさー。1年中新芽が出てくるから、いつでも食べられるよー」 噛みごたえは、シャキッ!シャキッ、ヌルーッ。これは、オクラに近い気がする。山菜のような感覚で食べているモノらしい。

そういえば、このホテルの庭先にも生えてたよ―な…。あそこから摘んできたのかなぁ。庭から摘んできて食べれるなんて、うらやましい限り。味も香りも鮮度が違うもの。
ラフティーは、つまり豚の角煮のこと。醤油と黒糖、そして泡盛の味が染み渡っていて、もー、クセになりそう。角煮好きの私にはたまらない。何時間もかけて煮込むため、白い脂身の部分はすっかり脂が抜けきって、プルプルとしたゼラチン質だけが残っている。だから脂っぽさは、全然感じられない。噛むと、ジュワーッと肉の旨味が広がってくる。

 
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  (2001.07.20掲載)



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