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宇宙からの使者、ジャングルに生きるヒカゲヘゴ 「キャー!キャー!ウキャー!!」 と雄叫びながら着替え、荷物をかばんに詰込み、チェックアウト終了。のんびり屋の私にしては、過去最速のチェックアウトだったと思う。2泊お世話になった西表アイランドホテルのご主人とおかみさんが、見送りに出てくれていた。 「ホタルが出る頃に、またおいでねぇ。1月くらいから“ヤエヤマヒメボタル”っていう小さなホタルが、星をまいたように飛ぶんさー。キレイよー。その時、三線、また聴かせてねぇ」 「…ありがとうございます。必ず。」 ――ありがとう、しか、言葉が出てこない。あー、もう。ここで過ごした2日間が、1ヶ月にも2ヶ月にも思えてくる。 切なさに後ろ髪を引かれながら車を走らせる。この道も、もう2度と通らないかも知れない。この景色も、この風も、同じように感じることはないのだろう。時は流れる。人は、変わってゆく。人間の感覚ほど不確かなものはない。 だからこそ、生きてゆくのは楽しい。その時の自分が、感じて、考えること。それは変化して行くかもしれないけれど、私が今、西表で感じてることは確実に今、こうしてここにある。その瞬間に、そこで感じることが全て。めくるめく日々は、その瞬間の連続なのだと思う。失ったり、手に入れたりしながら、毎日を生きてゆく。 浦内川の遊覧船乗り場から出る9:30発のボートに、なんとか間に合い、乗ることができた。ボートといっても1日目のカヌーとは違って、今度は40人乗りのエンジン付きの船だ。「みなさん、おはようございます。この船は浦内川を上流へ約8kmジャングルクルーズしながら、“軍艦岩”までまいります」 マイクを片手に、船長さんがマングローブ林の特徴など丁寧にガイドしてくれる。船長は、なんと女性。おおーっ、カッコイイー。 「女性が運転する船なんて、私初めて乗りました。珍しいですよねー?」と話しかけたら、 「あ?そぉ?あはは、関係ないよー。女の方が、運転上手いよ?」と、あっさり返されてしまった。 “船は男の世界”なんて固定観念、西表では吹き飛んでしまう。 |
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