パチッ。
爽やかに目が覚める。朝7時。カーテンを開けると、赤瓦の屋根の上に青空。
「よっし! いい天気やーん。」
さて、今日のメニューは「しげた丸おもしろツアー」。「しげた丸」というクルーザーで西表の海をクルージングとシュノーケリングで満喫しちゃおう! という楽しいプラン。どんなお魚達に会えるかな? とても楽しみ。迎えに来てくれた、小麦色のステキなガイドのお姉さんたちと一緒に、祖納の港から西表の海へしゅっぱーつ!!
白い2階建ての「しげた丸」に乗り込むと、ビミョーに関西弁が聞こえた。声の主は、オーナーの繁田さん。黒いサングラスに、白い歯がニカッと笑うダンディな海の男。なんと、神戸のご出身だそうだ。ということは繁田さんも、旅の途中で西表を好きになったのかな?
「西表に来た理由? まぁ、色々あってやなァ。…女にダマされて傷心で流れてきたのさぁ!! ガハッハッハ〜」
だって?!
そんな明るいキャラクターの繁田船長の操縦で、内パナリ・外パナリ島の海をまわって、舟浮へ向かう。舟浮は地続きなのに船でしか行くことのできない集落。「陸の孤島」なんて呼ばれている。ずっと憧れていた場所なので、胸がドキドキする。おまけに、海は沖へ行くほどエメラルドから青、青からマリンブルー、そして藍色へと色を変えて行く。ますます高まる胸。うっとりしながら、船の揺れに身を任せる。
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