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パナリ焼きに挑戦! 西表の土と戯れる

最後の朝は、名残惜しい曇り空。島が別れを惜しんでくれているのかもしれないな。今日のお昼過ぎには西表を発つけれど、幸い、帰りの飛行機まではフリー。というわけで、出発ギリギリまで上原にある『ビームパリ窯』で「パナリ焼き」を作る!なんて、いいアイデアでしょ?


『ビームパリ窯』では、嘉陽恵美子先生が笑顔で迎えてくれた。陶房の中は、「パナリ焼き」がたくさん飾られている。「パナリ焼き」とは、その名の通り昔、新城島(アラグスクトゥ。通称パナリ)で150年前まで焼かれていたという赤みがかった素朴な風合いの土器。眺めすがめつしていると気持ちがほっこりする。


よぉーし(とバンダナを巻いて)、さっそく「パナリ焼き」に挑戦する。陶芸は、与論島でやってから4年ぶりかな? 今日は、泡盛を飲むときに使うお湯呑みを作ろう。この、西表の命がたっぷりつまった土で。


こねこねと、手を動かしながら絵付けをしていた先生とお話していると、なんと先生も私と同じ大阪の出身という事がわかった。なんかやたら関西人と出会う旅やなぁ?! 『しげた丸』の繁田さんに、『西表島温泉』の八浜(ハチハマ)さん、そして先生。関西人は、西表島に合うのかな?


「私は、もともと大阪で陶芸をやっていたんだけど、西表に旅行で来て、パナリ焼きがあるのを知ったんです。大阪に帰って、やっぱりパナリ焼きをやろうと決心して、西表に住み始めました。もう7年目かな? 最初はまさか、西表で陶芸を始めるなんて思わなかったけどねぇ。でも、大阪には、帰らないだろうな…。去年、やっとこの土地が手に入ったんです。"ビーム"っていうのがこの土地の名前で、"パリ"が畑っていう意味。目の前がぜんぶ畑っていうのが、すごく気に入ってます」


とてもシンプルな先生の言葉に感動してしまった。この島が好きで、焼き物が好きでここにいる。ただ、それだけでいいんだ。この旅で出会った関西から移住してきたみんなも幸せそうだったもんな…。

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