
2001.9.17up 撮影:新井優 文:たぶちほのか
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旧盆の夜、石垣の市街地を歩いていると、賑やかな音がどこからか聴こえてくる。その音を頼りに辿ってゆくと、夜な夜な音を鳴らしながら練り歩く集団がいる。旧暦で行われる沖縄のお盆。
石垣地方に受け継がれる“アンガマ”は、あの世からの使者であるウシュマイ(お爺)とウミー(お婆)が花子(ファーマー)と呼ばれる子孫を連れて現世に現れ、家々を訪問。珍問答や踊りなどで祖先の霊を供養する独特の行事。
三線を弾き、太鼓を打ち鳴らし、笛を吹き、念仏を唱えながら、唄い、踊る。 |
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