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バイク一人旅

旅の計画が現実のものになった。2〜3日の旅行じゃ実現できないから、仕事からも離れよう。
私に戻ろう。



会社を辞めて2日後、私は沖縄の地に降り立っていた。

沖縄の地で、私に戻ろう。

始めに、バイクと免許を取得

まず、沖縄でしなくてはならないこと。
それは、バイクの免許を取ること。

糸満自動車学校という教習所に通い、講習を受け始めた。
でも、免許を取るまで待ちきれなくて、教習所の教官に紹介してもらったバイク屋さんへ行き、お気に入りのバイクを見つけて買ってしまった。ぴっかぴかの新車!
無謀と言われたけれど、ま、いいさ♪
人生は1度きり、楽しまなきゃ!!

私の体に元気なパワーを取り入れるために沖縄に降り立って14日目。
めでたく1回目の試験で合格!

翌日には、バイク屋さんへ。 翌日、那覇の運転免許試験場で免許書の交付を受けて、バイク屋さんへと向かった。
やったぁー、私もライダーの仲間入り。
キーを受け取ってイグニッションをONに。セルモーターが待ちかねていたようにエンジンに命を与える。ブロローン、素敵なサウンドだわ。バイク屋のおじさんに見送られて私の旅が始まった。

まずは沖縄本島を走り回った。とはいってもゆっくりと。
やんばるでおじいに出会い、仲良くなったり、沖縄では人が近いし温かいな。

3日間、本島を巡ったあと、那覇新港から石垣島行きのフェリーに乗り込んだ。
出港時間は午後7時、ちょうど夕焼け時で海と空と雲に映える夕日はこの上なく美しいものだった!
キャ〜〜すてきぃぃ〜〜☆
こんなすてきな夕日は見たことない*
人生って素晴らしい!
私の未来、とっても明るい!
心からそう思えてくる。

なんだか自分が今、生きていることに感謝したくなって母に電話をかけた。
「ステキな誕生日を迎えられそう、ありがとう。」

「私は何もしていないよ、あなたの人生だから十分に楽しむのよ」といつも通りの口調で母はそう言ってくれた。

人生って素晴らしい!
私の未来、とっても明るい!
本当に!!
夢見心地の中、船で一夜を過ごして石垣島に着いたのが朝の5時過ぎ。
生まれて始めて八重山の地に降り立ちました。…愛車のカワサキ君と一緒に。
薄暗い街に港に燈る街灯の明かりが本当にきれいに見えた。
「おーりー とーりー」そんな風に言われてるみたい!

コンビニでおにぎりを買って、公園で朝食。芝生の上で空を見上げているうちにいつの間にか空が明るくなっていた。
陽射しが影を創り始めたので出発。
それにしても、朝だというのに石垣の陽射し強さったら凄い。
戸惑いつつも、バイクぅぅっっ、肌を撫でていく風がと〜っても気持ちいい!!
爽やかな朝の公園

この瞬間、空も海も雲も花も鳥も…すべてを体全体で受け止めている、そんな最高な気持ちになりながら石垣の街を走る。

少し走り市街地のはずれに差し掛かると、私と同じようにバイクに乗った女性を発見。すれ違いざまに視線が合ってどちらからともなく停車、手で合図をしてUターンしてきた。
「おはようございます、どこから来たの?」ってヘルメットを脱ぎながら素敵な微笑で語りかけてきた。

これから、夏の旅が始まる これから、夏の旅が始まる

「25歳の記念にバイクで一人旅、2週間ほど前に沖縄に来て先週、免許を取ったんです。」
「そう、素敵な旅じゃない、大切なもの、何か見つかるといいわね」
道端でそんな会話を交わしたあと、また走り出した。

風景がさらさら後ろへ流れていく。
目の前にある世界が未来、全身に吹き付ける風が今、そしてミラーに写る世界は過去なんだなぁって思いながら島の西海岸を走った。
石垣島ってアップダウンが多い。
私とバイク、かなりおぼつかない調子ではあるけれど、坂道ってとてもワクワクする。
坂の先に海が広がっていたり、ただひたすら緑がきれいだったり、牛がウロウロだったり、はたまたクネクネ道が続いていたり…。
その先って何があるのかまだわからない。
登りきってはじめてその先が見える。
すごくワクワクします。次は何が待ってるのかな〜〜?

 

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(2004.04.14掲載)




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