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ホエールウォッチングのススメ
ホエールウォッチングレポート

                                                文・写真 中村美絵(美ら島物語編集部)

この冬は、荒れた天気が多く、ホエールウォッチングが中止になる日も多かったのですが、この日は久しぶりの実施となりました。

座間味島の小型船でのホエールウォッチングは、午前、午後1回ずつ。今回私は午前のホエールウォッチングに参加しました
まず、座間味村ホエールウォッチング協会で受付をします。
そして、ボードを見ると、今日、島の展望台からクジラが観測された場所にクジラのマークが貼られています。どうやら、今日は1箇所のようです。

受付が終わると、乗船前に、約10分程度、クジラの生態などについてレクチャーを受けます。
こうして、ザトウクジラについて少しでも分かると、今日どんなクジラに出会えるのかますますワクワクしてきます。

今日のクジラボード

乗船前のレクチャー


いざ出港!

ホエールウォッチングの船上

そしてホエールウォッチングに出発です。
今日は「セティウス号」に乗船。
ベテランの船長とガイドの方が一緒に同乗します。

船は展望台から確認されているポイントへとまっすぐ向かいます。
久しぶりの晴天で、ケラマブルーの海が輝いていました。

ポイントに到着するまで、ガイドさんがホエールウォッチングの注意事項やクジラについて説明してくれます。
それによると、クジラが海上に浮上してくるのは、呼吸するためで、背中にある鼻から呼吸をする時に、白い霧が上がります。
これを「ブロー」と言い、このような霧が海上に上がるのを目印にクジラを見つけます。


予定のポイントに到着し、ここからは、船に乗っている全ての人の目でクジラを探します。

するとすぐに、突然船のすぐ近くで白い霧がふわっと海上に上がります。
「あっ!ブロー!」という声の方向にみんな注目。
そして丸くなった背中が海上に出現し、背中にある鼻の穴がはっきり見えました。
驚く私たちの目の前で再び海の中に潜ります。

クジラは、呼吸をするために浮上した後、背中をぐぐっと丸めて、海中に潜ります。
その時に最後に尾びれ(テイル)が海上に見えるのですが、これが、海中に深く潜ったというサインです。
同じクジラであれば、呼吸の間隔は一定で、大体10分程度だそうです。

しかし、目の前のクジラは、深く潜ることなく頻繁にブローをして、船の周りを泳ぎます。
ブローをして、背中が海上にあらわれ、また少しだけ潜って場所を移動。
海の中に目をやると、クジラが海中を泳いでいる白っぽい影が見えるほどです。

目の前でブロー

ものすごい近くに背中が出現!

クジラが潜っているのが見える!


何度も背中が海上に出現!

テイル

スパイホップ

座間味島でのホエールウォッチングは「クジラにやさしいウォッチング」を心がけ、自主ルールにより、クジラには100メートルより船は近づかないように決めています。

しかし、今日のクジラは、好奇心旺盛なのか、船に自ら近づいてきて、船の周りを泳いでいました。
久々の晴天だったのですが、クジラもそんなホエールウォッチングを歓迎しているのではないかと思うほどです。
(といっても、これは人間の勝手な想像ですが・・・。)

そうして悠々と船の周りを泳いでいるクジラのうち1頭が突然、体を垂直に上げ、顎が目の前に出現!
これは、「スパイホップ」と言い、垂直に体を持ち上げて目の位置がちょうど水面に止まったままの状態です。
船上の全員がこの姿に釘付けになり、歓声を上げて写真を撮ったりしている間に、ゆっくりと再び沈んでいきました。

その後も、船の周りでブローで白い霧が上がると、クジラの丸めた背中が海上に見え、最後に海に潜る時にテイルが上がります。

そして、だんだんブローの間隔が長くなり、クジラは船から遠ざかっていきました。遊びに飽きたのかもしれません。


ホエールウォッチングの間も、展望台からクジラを探しているホエールウォッチング協会の方と船長は無線や携帯電話で連絡を取り合います。
そして、別のポイントにクジラが確認されたので、そちらに移動することになりました。

無線で展望台と連絡を取り合う船長

 

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