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クジラを見に行こう
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クジラが戻る海


 この10年の間に、冬の沖縄を代表する観光にまでなったホエールウォッチング。冬の沖縄の海に回遊するクジラを求めて、今年も人々は慶良間(けらま)の海に集まって来る。

四方を海に囲まれた日本。
その海との付き合い方はあくまでも人々が生きるための食物を採る場所にほかならず、その食物となる生物を「観る」ためだけに海と付き合うことは余りなかったと言える。
クジラと日本人との関係も、食物とその食物を採る側といったものだったが、今は人々が海に出て観る側になっているのではないだろうか。

今、人々はホエールウォッチングに熱中している。

ホエールウォッチングのシーズンは1月から4月の間。
慶良間諸島周辺の海を回遊するクジラはこの暖かい海で交尾、出産、子育てを行い、5月頃に北の海に戻っていく。慶良間で観ることが出来るクジラの種類は主にザトウクジラ。ザトウの名前の由来は「座頭」だとか。クジラの体つきが、座頭が持っていた琵琶に似ていたからなんだという説もあるらしい。

かつて慶良間では捕鯨場としての役割を果たしていたのだが、もう30年以上前に周辺海域ではクジラの姿を観ることが出来なくなっていた。が、10数年前に再びクジラが目撃されるようになり、今度は捕鯨場としての慶良間から、観るための場を提供するようになってきたのだ。


ザトウクジラ

海に住む哺乳類の中で、もっとも大きな体躯を持つクジラの種類の1つである。
「座頭」と言うのは昔の琵琶法師のことで、体形が座頭の持つ琵琶(楽器)に似ていた、もしくはザトウクジラの潜水時の背中の湾曲の様子が、琵琶を背負った座頭の姿を想像させるからだと言われている。
英語名は"Humpback Whale"。
平均的な体長は12〜14mぐらい、体重30〜40tぐらい。

日本では1月から4月にかけて、沖縄慶良間諸島から小笠原諸島の各海域で会うことが出来る。

ザトウクジラは「歌」を歌うと言われる。繁殖期に雄が雌にラブソングを贈るのだ。
その歌はフレーズを作り、集合体になったものが曲となるのだが、人間以外に曲を作る生き物がいることに驚きを隠せない。


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