ガサガサッと木々の中から一人の侍が….。
正しくはドレッドヘアーを一つに束ねたタトゥーの似合う、カッコイイ、ワイルドな兄さんが「まーじ やばいっスよー!!早く上に行ってみな〜!」と叫びながら宇江城城跡の道を駆け降りて来たのです。
「やばいっス」の一声は、私達の心をさらにさらにかきたてた。
「何がどうやばいの〜??」足が速まる、ギラギラと汗。
「うわあぁぁ〜〜〜あ」
やばかった!すごい景色。さすが御願(祈り)の地。お城のことを沖縄ではグスクという。沖縄で一番高い地にあるグスク。王の気分にさせられた。昔の王様ぜいたくぅ〜う。
心が無になった。空が近かった。雲には届きそうだった。その場を離れたくなかった。
そして私達は少しずつ久米島に溶け込んでいった。 |