|
「うちの庭に鍾乳洞があるから、観に来たらイイサー」
と、行きの飛行機で隣合わせた星野さんというおじさまに言われたので、本気で訪ねてみるコトに。
サトウキビ畑の真ん中に、その洞窟はあった。
星野さんちにあるから、名は星野洞だ(そのまんまやないけ)。
ものスゴイ急坂のトンネルを地底に向かって降りていくと、そこは別世界だった。
「うわ〜ぁ………」
白の世界。なんて神秘的なんだろう。島の大地の下に、もう1つの世界があるなんて!
上ちゃん「南大東はサンゴ礁が隆起した島だからほとんどが石灰石で出来ていて、鍾乳洞は島中いたる所にあるんですよ」
「わー、これカーテンみたい!」
「こっちはソーメンみたい! スゴイ細いよ」
というように、いろんな形の鍾乳石があっておもしろい。アニメ「ムーミン」のニョロニョロがわんさかいる感じで、楽しくなってくる。
天井から垂れ下がっている鍾乳石のツララに触れてみる。
滴り落ちる湧き水に濡れて、ザラザラしている。でも無機質ではなく、やさしい触り心地。
たたいてみると、「コ――――ン……」と高いイイ音がする。
目の前の鍾乳石に触れるし、何といってもお客さんは私たちだけ。プライベートビーチならぬ、プライベート鍾乳洞だ。
「でも、これだけジットリ汗をかく鍾乳洞ってのも、他には無いわよね〜」
さすが南国。中はスゴイ湿度なのだ〜! 出口に辿り着いた時には、みんな汗でグッショリだった。
|