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おじい「南大東は他の島と離れているから、送っている間に鮮度が落ちてしまう。だから、こんなして加工しているよ。さ、食べてみなさい」
へ? まぐろジャーキー? ビーフジャーキーなら食べたことあるけど、魚のジャーキーなんて初めてだ。
安田「モグモグ…ん〜、柔らかくて美味しい! 昼間から泡盛飲みたくなっちゃう!」
ほかにもさわらのジャーキーなど、珍しいものが並ぶ。中でも珍味だったのが“中身の佃煮”。中身とは、魚の内臓のこと。魚臭くて、なんともオツな味なのだ。
安田「今までの最大の失敗は?」
おじい「港で人がおぼれてると思って助けに飛び込んだら、マンタだったな〜」
安田「1番手強かった魚は?」
おじい「シーラ!」
シーラとは、マヒマヒのこと。ヘミングウェイの名作『老人と海』に出てくる魚だ。
おじい「もー、1番キライさ〜、暴れてからさ〜。嫌よ〜! キライキライ」
プククッ。おじいってば、カワイイ。少年のようだ。
安田「最後に、“海人の掟”とは何ですか?」
おじい「そ〜ねぇ、“船酔いしないこと”よ。あはは〜」
南大東の海人は、メチャメチャかっこいい。笑うと、潮の香りがこぼれる。
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